ガチで独創的なレビュー:「ダン・S・ケネディが教える 小さな会社のためのマーケティング入門」(後編)



ここまでお読み下さり有難うございます。 
前編からの続きです。

2分でわかるガチな概要は前編で。

総合評価★★★★(4.2)
(理由は前編の概要にて記述)




小さな会社だから出来ること。

それはダイレクトレスポンスマーケティング。

マーケティングの考え方を基礎からみっちり。
しかも無料の書籍。

時に抜本的に従来の私達の考え・価値観をひっくり返しながら、顧客との繋がりを左右する広告・コピーライティングの話にも枝葉が伸びていきます。


基本的なことの連続は、もしあなたが既に学んできた場合、物足りなさを残すかもしれません。
ですが、いつまでも変わることの無いビジネス・商売の本質とも言える内容が詰まっています。


前編ではそんなダイレクトマーケティングの概要と、広告・コピーとの繋がりに焦点を当ててレビューしました。

もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。






様々な業種別に展開されるダイレクト・レスポンス・マーケティングの手法。
あなたのやっている仕事によって取捨選択が出来ます。

例えば小売業、そして士業等。
たいていのものは揃えられています。


一つ一つリアルに描かれている話はドキュメンタリーのよう。
どのようにするかがわかりやすい利点があります。

そしてどんなビジネスをするにしても、手法以前に大切なことも多く盛り込まれ、気付かされていきます。

それは、

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売るということへの意識改革を促す。


中盤を読み進めていくと、私達がビジネスで抱えそうな悩みに言及。

それに料金を下げて人々を彼らの条件どおりに受け入れたら、あなたの診療所は自分が憎む患者でいっぱいになり、あなたは本来稼げるほどには、また稼いで然るべきほどにはお金を稼げなくなるだろう。
それはなぜか? その理由は、類は友を呼ぶからだ。(p129)




ビジネスをする上での、あなたが損をしない考え方を伝授されます。

本書で展開されていく効果的なマーケティング手法も、これらのマインドの部分が確立され伴っていないと、役に立たないと気付かされていきますね。
それらは一見エゲツなさも見え隠れしますが、商売をする上では現実的で大切なこと。

心も鍛えられていく心持ちに。
同時に、

「これで良いのだな!」という安堵感も。


あなたの精神衛生上、非常に味方となってくれる考え。
前編の概要でも触れたとおり、基礎のマインドも学べる良さをお伝えさせて下さい。

本当に重要なのは、近道を見つけて一番うまくいきそうなところでそれを応用することだ。そこまで来れば、あとは粘り強さがすべてになる。(p133)



マーケティングの7つの原則。


個人的に印象に残ったのはこれ。
全てに応用が利きます。



特別に大きく取り上げられているものではなく、途中で素朴に書かれているようなものです。

このように大々的に書かれていないものでも、目からウロコと言える重要事項が何気なく登場。
あなた自身に当てはまるものや当てはまらないものを探してみるのも面白いかもしれません。




ダイレクト・レスポンス・マーケティングの弱点。


弱点がある?
その弱点とは?


個人的に経験した失敗談をこちらに載せています。


詳細はこちらで触れるとして、そのマーケティング手法を行うには、顧客との関係作りが大きな砦として最初に立ちはだかります。



本書には徹底的に「売る」ということや「経営する」ということの真実を叩き込んでくれる素晴らしさはありますが、この本と同時に以下の書籍を読んでみるのもオススメです。

何故ならば、私の経験談では、先にこちらを読めば先の記事にあるような失敗はしなかったかなという思いが今も残っているからです。

運営の基礎編。




「一生、お客に困らない!日本人の知らなかったフリーエージェント起業術」


事業をするにあたっての教科書・兵法書だと自信を持ってオススメ出来ます。
主に集客方法とクロージングが学べて、その上で収益を得ていく方法。

ダン・S・ケネディ氏が提唱するダイレクトレスポンスマーケティングの手法も最終的に応用出来るのではと信じています。
また恐らくはこういった顧客様との関係作りが不可欠です。



顧客との関係維持。




「ダン・S・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術」


後半部に顧客へのフォローアップ法(接触法)が載っています。

その方法がまさにダイレクトレスポンスマーケティングです。著者が同じということもあるのでしょう。






「秘・人脈活用術」


現代のカーネギーと言われているボブ・バーグ氏の人気作です。

タイトルからも察しの通り、関係構築がメインとなっている書籍です。
人間形成としても役立つ事が沢山です。 


まずはどんな事があっても関係性を強固にしていくこととマーケティングは切っても切れないものであると感じます。





アンマーケティング


マーケティングを特別視しないアンマーケティングという概念を確立した書籍。

それままさにマーケティングというものを意識せず、顧客との自然な関係作りに特化するということです。

経験上、関係性が濃い・絆を重んじた顧客様達には、レスポンスの手法もむしろ喜んで頂けたり、お互いにとって良かったです。
ある程度の予備知識や考察があった上で彼の著書は活かされます。



ここで、ちょっと立ち読み。


 


値段比較をしてみた。

まとめ。


迫力を感じさせる書籍でした。
このくらいでないとビジネスは出来ないのだなと感じさせるでしょう。

自分のビジネスを大躍進させたくてこの本を手にとったなら、あなたは正しい買い物をしたことになる。(p18)


基礎を徹底しつつ、事業をする人の悩みに答えているような一面もあり、個人的には本書に好感は持っています。
運営論としても捉えることが可能です。

あなたの悩みにもヒットする内容があるかもしれません。


ビジネスにはマーケティングはつきもの。
ただのテクニックではなく心構えや考え方から触れていて、最終的には我々がどうするべきかまで。その全ての基礎編を学ばせてくれます。

今後読んでいくであろう本は、この内容の肉付けになっていくだけのことで、他の本を読んだ時に物足りなさを持つ可能性も否めません。
それほどまでに、良くも悪くも、基本を書いています。



これまで書きませんでしたが、彼がいくつか例としてあげる

実際にコンサルタントしたセールスレターや広告・コピー等は一見の価値があります。

熱量が違う。




ビジネスはクリエーション。
ダン氏はアイデアを楽しんでいますね。

セールスレターを楽しみにしてもらう秘訣や、開封してもらう秘訣・・・そういったものを普段から考えています。
ビジネスはクリエーションという言葉がぴったりです。

彼のビジネススタイルは、実はとても創造力に溢れている。



クリエイティブに仕事をして、「顧客を飽きさせない」という観点でこの書籍を読んでみるのも面白いです。
彼の仕事ぶりには、いろいろな視点や発想、そして芸術家のようなインスピレーションや迫力があるのもうなずけます。


繰り返しになりますが、本書は無料です。
ですが無料のクオリティーではなく、全てのビジネスの土台として損は全く無い内容です。

売るってことはこうなんだよ。わかるか?

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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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