ガチで独創的なレビュー:「ワンクリック・キャッシュ戦略」(後編)



ここまで読んで下さり有難うございます。

前編からの続きです。

2分でわかるガチな概要は前編で。

総合評価★★★(3.3)
(理由は前編の概要にて記述。)



インターネットの世界で
一番大切なものは何だと思いますか?



姿形が見えない事実にヒントがあります。


答えは「信頼」です。

タイトルに「キャッシュ」とあるので儲け話のように感じるかもしれません。

ですが実際の内容は、
如何にして信頼に漕ぎ着けてファンになってもらうかを重視したインターネットビジネスの本です。
主にブログを使ったビジネス。

あなたがこれから始めてみようという位置にいる場合のみ★★★★(4.4)の評価をしました。
初心者向けです。

前編ではそんなインターネットビジネスならではの環境、そして信頼に焦点を当ててレビューしました。


もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。



美辞麗句が並ぶインターネットの世界。

あなたも辟易しているかもしれません。
私もです。

それに一石投じるかのように、自らをさらけ出して体を張り奮闘する著者の姿は熱さと誠実さを感じさせます。

「これから起こす行動は、信頼を獲得し、価値を高めるものになりうるか?」
この問いかけを、インターネットで行動に移る前に忘れずに自らに投げかけてほしい。(p115)


ただ、前編でも触れましたが、インターネットビジネスの熟練者には不要な本だと正直に言わないといけません。

更には、こんな世界ならではの個人的に気になってしまった懸念事項についても同様です。

まずそれは、

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法を超えた存在、Googleの考察。


やはり出ててきます。



本書のような話には絶対欠かせないのがGoogleの存在。

あなた自身をブランディングしたブログにトラフィックを呼び込まないといけません。
その時にGoogleへの対策が避けて通れない事はあなたも重々承知かと思います。




世間ではキーワードの扱い方やSEO対策等の情報は、真偽問わず多く出回っています。
しかし、

「Googleのアルゴリズム」の仕組みを知っている人は誰もいない。そのすべてを余さず知っていると公言する人間がいるとすれば、それはGoogleの社員か、夢を見ているかのどちらかだ。(p108)


謎が多い会社だから、誰が書いても推測の範囲を超える事は出来ません。

実際に書いてある事は、私がインターネットで調べて得た内容と大差は無かったので流す事に。
初心者には重要な情報にはなると思います。

大切なのはコンテンツそのもの。


闘うべき所を間違えるな。

著者は小細工よりもコンテンツに集中せよと展開。

私も特別SEO対策等に長けている方ではないです。
だから、長けている人と
同じ土俵で闘って勝てるわけがありません。

諦めるとか逃げるという事ではなく、ビジネスではその観点も大事だと私は思っています。

闘うべき所を間違えるよりも、やるべき事をやる。やれる事をやる。

Googleにとって最も重要なこと、Googleアルゴリズムに効果的なことは何なのかを意識する程度にとどめるべきであろう。本書では行動の優先化を目指している事を忘れないでほしい。(p219)


シンプルな図式の方が、Googleもより評価してくれる構造になりつつあります。

※SEO対策に関する記事はこちらでも展開しています。


確かに効率やコツはあります。
その為本書は予備知識として、現時点でのコツには触れています。

キーワードの扱い方、ヒットするコンテンツの活かし方等々。

加えて、
Googleのシステムは幾度となく改良・改善され、すぐに通用しなくなる情報もあったりします。
その改変の歴史についても触れられてはいますね。

という事は、

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WEBのネタは時間との闘い。


本書の最大の懸念事項。

表紙の写真を見ても気付くかもしれません。
2017年と断定してしまうのは如何なものか。



とかくインターネット系のものは、
しばらくするともう古い情報になる世界です。



この本はどうだろう?



WordPressの章でやや気になっていました。

ですが、投稿方法・メルマガ戦略・動画、その後のマーケティングを読んでいくにつれてその心配は徐々に無くなっていきます。

やがて「時間」や「時代」を気にする事は小さい事だとさえ思い始めました。


それは何故か?



これまでに私が出会う事もあった上っ面のテクニック本ではなかったからです。

和書にあるような改訂を重ねなければいけないマニュアルガイドでもありません。

テクノロジーとそこに秘められた可能性に夢中になってしまい、ハリウッド映画並みのあっと驚くような動画を作ろうとしたものの、結局「何もくれずに」終わってしまう人は少なくない。なぜか。(p282)


本書はマーケティングやソーシャルネットワークを使う手法の原理に迫っています。
原理は時代を越えます。

読者にそう思わせるだけの迫力と信頼は、逆に私の方が本書で感じる事となりました。
これからのヒントに。
そのような本だからこそ読み進めてみたい気がしたのです。

※その辺の後日談はこちらでも著者の言葉と共に触れています。



他のインターネットビジネスのオススメ本。


インターネットビジネスをこれから行おうとするあなた。
本書はそんなあなたに適した本ですが、私がこれに出会う前に読んでいたオススメ本もあります。


ちなみに読む順番にはご注意を。
その順番は最後尾の動画を参照して下さい。

「価値を提供する」
コンテンツマーケティングという位置付け。




「御社のサイトがキャッシュマシンに変わる
お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方」



これは本ではなく事典です。
圧倒的な情報量。
SNSもYouTubeもブログも全て網羅。

インターネットを使い、如何にして自らを知ってもらいファンを集めるかに焦点。
それこそがまさに中身を愛してもらうコンテンツマーケティング。

必要な箇所を参照する使い方が向いています。



SNSに特化したもの。




「ダン・S・ケネディの
世界一ずる賢いフェイスブック集客術」



SNSだと少し趣旨が違いますが基本原理は同じ。

顧客やファンと直接繋がる要素が強いのがfacebookを始めとするソーシャルメディア(SNS)です。

囲い込んだ上でもっと踏み込んだマーケティング、及びセールスのやり方を応用する事が出来ます。
ダン・S・ケネディ氏の辛辣節が炸裂です。


パーソナルブランディング。




「利益を生み出す熱狂ブランドの作り方」


そもそもブランディングとは?
それについて知るには一番の基本編で気に入っている書籍です。

観念的で手に取りにくい概念にも思えるブランディング。
わかりそうでわからないのがブランディング。

その疑問を解決してくれます。

この本は絶版になりました。
ですが、レビューはします。それがこのサイトのポリシーです。




「パーソナル・マーケティング


こちらは和書ですが、一個人をブランド化する為の手引書です。
基本的過ぎるきらいはあります。

ですが、どのようにしたら良いのかの思考法を一から学ぶには適していますね。
意外と侮れない書籍でした。


そしてちょっと立ち読み。読む順番。





値段比較をしてみた。

まとめ。


「信頼」と「価値の提供」。

ともすれば忘れ去られやすいこの言葉。
本書で幾度も強調される事に気付くかもしれません。

また実は、信頼を得る方法は本書そのものにあったように感じます。
それは著者のこの仕事への情熱的な内容が既にそう言っていました。仕事への姿勢が十分に言葉へ。

それだけでも勉強でした。

途中こんな内容があります。



要約すると、
利益の良い外国為替取引のサイト運営していて全く結果が出ない人がいました。
その人はそんな取引は実際にした事はありません。
一方で、毎日ダイエットに熱中して勤しんでいましたとさ。


ここに大きなヒントがあります。

「話題になっている事」や「儲かりそうな事」をネタにする。
のではなく、
「自分の中で経験したリアリティーのある事」や
「こよなく愛している事」をやる。


そうすれば、共感する人やその情報を求めてやってくる人が増えて、結果「価値を提供する事」になる。

自分の仕事を心底楽しんでいないものの大成功をおさめた人物になど、(そういう人がたとえいたとしても)一度もお目にかかったことがない。(p133)


先の話に出てくる人は、何かの専門店の店員が全く無知で素人である事と同じです。
誰も買いません。人も裏切っている。

ダイエットをテーマにすれば良いだけです。

自分が情熱を感じていることを、自分ならではの「フレーバー」に味付けしたコンテンツにして世界に発信 (p95)


著者が伝えたいこれらの
理念は終始一貫。
私も共感です。好きな事をやってきました。


ダイレクト出版


信頼されてクリック。その向こう側へご招待。



最後に:

売る事よりも、信頼出来る情報源になる事。

オンラインの世界であれオフラインの世界であれ、上手くいかない時はこの言葉を励みにしています。

そんな時はえてして結果を急ぎがちです。
自信も無くなっていく。
そして人は負のスパイラルに弄ばれます。


ですが、そんな時こそ人に情報を提供出来る喜びを考えられるメンタリティーが、ビジネスや人間としても成長になるのではないかと思います。

その情報源という考え方は、何もブログやオンラインの世界だけに限りません。
レストランで出す料理も、
セレクトショップに並ぶ洋服も、
ホテルのサービスも、
皆全てユーザーにとって信頼出来る情報です。コンテンツです。

そのコンテンツに対する愛情や情熱。
それが気付けば金銭に換わる理由、すなわち信頼になると読み終えて感じました。

あなたは何かに愛情を持っていますか?

もし今は無くても、著者の言うように日常を見つめていれば必ずヒントがあります。
この熱血先生に聞いてみて下さい。


信頼されてクリック。その向こう側へご招待。
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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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