ガチで独創的なレビュー:「コーチング 言葉と信念の魔術 落合博満」(後編)



ここまでお読み下さり有難うございます。
前編からの続きです。

2分でわかるガチな概要は前編で。

総合評価★★★★(4.6)
(理由は前編の概要にて記述)



教える事に責任を持っていますか?

落合氏からそんな問い掛けをされるような指導論。


指導する側・される側にも一貫して自立心を求めています。
自分で考え決める事の厳しさと大切さ。

解説者時代に書かれたこの方法論の驚く所は、内容の良し悪しよりも、監督時代に自らが実践した所です。
その事実が、本書の魅力をまた更に持たせているような気にさせます。

あくまで本書執筆時点では理想論の傾向である事は否めません。

ですが、今となればそんな事実も鑑みながら、時代を越えたと言っても良い指導論の数々。
それらは部下に対してどうすべきか悩める指導者に安堵感を与えると言っても過言ではありません。
同時に奮い立たせられます。


前編ではそんな解説者時代である面白さと彼の理想に焦点を当ててレビューしました。

もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。


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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。


ガチで独創的なレビュー:「時間投資思考」(後編)



ここまでお読み下さり有難うございます。 
前編からの続きです。


2分でわかるガチな概要は前編で。

総合評価★★(2.7)
(理由は前編の概要にて記述。)




要はアリとキリギリス。

現代版。


「時間を膨らます」「時間を投資する」という表現は、一見不自然に感じますが、その真意は「将来的意義のある事柄」にフォーカスして時間を使う事。

シンプルで理に叶った基本概念の一方で、抽象的で難解な表現から始まります。
その2つのジレンマからオススメする事はしません。

ただせめて、このサイトのポリシーにつき、良くないなら良くないなりに建設的なレビューはします。
良い所を知る為に、このレビューで十分なように展開していきます。

その理由は本が好きだからです。そして、お読みのあなたに何らかの役に立つように。



前編ではそんなジレンマと抽象論の是非に焦点を当ててレビューしました。

もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。


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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

ガチで独創的なレビュー:「時間投資思考」(前編)



タイムマネジメントは出来なくても良い。

えっ?


著者はこの思想から始めます。

あなたをこの本に導いたのは「タイムマネジメント」という言葉である可能性は高いが、ちょっと的外れだったことになる。(p42)


私もタイムマネジメントや効率の為の本と思っていました。あなたも同じかもしれません。
ですが、そうでないとするならば、他に何か?

なぜなら、タイムマネジメントなどというものは存在しないからだ。あるのはセルフマネジメント(自己管理)だけなのだ。(p42)


その真意は、人間は時間をコントロールする事は出来ないという事。
自分をコントロールする事しか出来ないから、自分がどう考えてどう動くかにしか焦点が当てられない。

これをする事は将来的に意義のある時間なのか?という自身への問い掛け。


個人的には、この部分に目新しさは感じませんでした。
どちらかと言えば、たいていの人がその考えで物事を行ってきたと思っているからです。

さて、その上で何か得られるものはあるのかと読み進めました。
深めたいと。深めさせてくれるものなのかと。
思考法の本なので、特に序盤は抽象的な表現が続きます。


本書の導入編でも、抽象的な内容について触れました。


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ガチで独創的なレビュー:「秘・資産形成術」(後編)


ここまでお読み下さり有難うございます。 
前編からの続きです。

2分でわかるガチな概要は前編で。

総合評価★★★(3.8)
(理由は前編の概要にて記述)




資産を形成していった
8人のリアルなドキュメンタリー。

7年で1億という数字におののきそうですが、全部真っ当な話であることは約束します。

その8つの話の中には、起業術やマーケティング、さらには人脈形成といった様々な要素が盛り込まれており、稼ぐための処世術とも言えそうです。

本書の読者にとって第1の目標は、7年以内に経済的自立を達成することだろう。(p248)


ただのテクニックの本ではありません。
むしろ本書はそれを忌み嫌うかの如く、ストイックな仕事論が続いていきます。
あなたはそれをどう捉えますか?


前編ではそんな働くマインドの話と、増やす思考回路に焦点を当ててレビューしました。

もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。


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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。


ガチで独創的なレビュー:「秘・資産形成術」(前編)



胡散臭いと思っていますか?

本書のサブタイトル
「7年以内に最低1億円の個人資産をつくる」
というフレーズ。

ですが、一応あり得る話です。参考にはなります。

本書は、人によっては絵空事に思えるかもしれない(もちろん、すでに数千万ドルの純資産を持っている人は別だが)。だが、マイケル・マスターソンの言葉ほど信頼できるものはないのである。(p3)


胡散臭いと感じたとしても無理はありません。

ただ本書は、同じことをせよというのではなく、お金を増やす考え方やマインドを学ぶスタンスの方が適しています。
どのくらいの額を得ようとも、その大小よりも、考え方という土台は古今東西不変のものです。

そうは思いませんか?

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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。