ガチで独創的なレビュー:「一流役員が実践している 仕事の哲学」(前編)



一流の人達の生の姿がここに。

具体的にどんな人達なのだろうとの謎が解かれていきます。
またそこから、私達が役立てられる振る舞いを得て、逆に見るべき目を養われていくとも言えます。

これまでにあなたは一流と呼ばれる方に会った事はありますか?
もしくは経営者のような立場との出会いでも構わないと思います。

もしそんな経験がありましたら、照らし合わせながら読んでいくのも悪くはありません。
そんな印象を受けました。

全てが学びになっていくと思われます。



仕事術、もしくは仕事に対する心掛けの本。

著者がこれまでに出会ってきた一流役員の姿を解説しています。

これまでに多くの方々と接してきてわかったのは、優秀かどうかの差というのは、そうした紙一重の習慣にあるということです。(p4)

一流という言葉も間違いではないのですが、伸びていく人の資質の書と考えても良いかと思われますね。
果たしてどんな人が一流と呼ばれる所以かに加えて、結果としてこのような人が伸びていくという原理を知る事が出来ます。

そんな事から、
私は本書を、仕事に臨むにあたっての
バイブル(聖書)としています。


本書の概要と評価。

目次から。
一見、内容はシビアにも見える展開。


三流とは、二流とは、一流とはの流れ。
そしてその理由。

1つのテーマに対して、それぞれが具体的にどのような傾向になるのかを解説しています。
このような手法には賛否両論はありそうですが、理に叶った説明も多く、主観では好意的に受け止めています。

あなたは如何ですか?



良い点を付け加えますと、私の経験談からの判断にはなってしまいますが、あながち間違いではないような気がします。
実際にいろいろな取引先と仕事をしたり、飛び込んでくる営業の方々を見ているとそんな実感。

また私自身も、これが出来ていない時は結果が芳しくなかった記憶も甦ります。


決め付けて掛かるような節が感じられない所が腑に落ちる感じです。
恐らく著者の安田正氏自身の非常に数多くの実体験に、素直に基いているからなのでしょう。

一流と定義する為のシチュエーションは多岐に。


応対・接待・振る舞いから始まり、レストランの選び方や酒の席の作法。
更にはファッション・食事・スポーツ。

浅く広げ過ぎな印象は持ちました。そこは値段相当でしょうか。
同時に、もっと著者の調査結果を本書以外にも知りたいと思わせました。



ただ、いくら読んだとしても、著者が言わんとしている事の一流の本質は、
キチンとしていて、人の立場で物事を考えられる。
そして覚悟がある。


の一言に尽きると思わされていきます。
一流の人や仕事で結果を残す方達に共通して言える事。それらの精度の問題だなと思い知らされる内容も多いです。

更にはその具体例を知っていく本ですね。

少なくとも本書から感じる事は、
二流・三流と下るにつれて自分本位になっていくと言いたいのが一貫しています。
更には、視野の広さに差があるという所でしょうか。


そして最終評価は。


ドライな表現にはなります。
目新しい内容かどうかは、読む方の社会的立場や仕事に対するモチベーションにもよるでしょう。 



私事ではありますが、たまたま私は自分で事業をやっている事もあり、いろいろな士業の方や経営者と接する事が多いです。
これまでの人生でも所謂スゴイ方というのは会って学ばせて頂いてきました。


そういった記憶も辿ってみて、総合的に心掛けたいなと実感させてくれる内容だと伝えさせて下さい。

勿論そのような立場にいなくても、より仕事の精度を高めたい方に向いていると思います。そして、知る事で相手の見方が鋭くなる利点はありますね。
良いものを知るのに悪い事は何も無いです。ある意味英才教育でしょうか。


また、後編でお話しますが、本書はシリーズ化されています。
一冊にまとめてほしいという思惑が
ありながらも、そのシリーズも読んでみたいと思わせてくれますね。
一流・二流というテーマでも決して嫌味にならず、手軽なバイブルとして常に気付きを与えます。

そのような訳で、総合★★★★★(5.0)の評価をしました。

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やはり一流になるにはパワーが要る。


どんなパワーか?

一言で言ってしまうと、広義での勤勉さと、それを生む情熱。
更には仕事に対しての使命感や目標ですね。

本書からも感じますし、私自身の経験からも感じています。

出世した人たちはよくこのような使命感を口にします。そして、「決めたことを絶対にやり遂げる!」と、言います。(p74)




悲しいかな、心の部分が伴っていかないと、一流という言葉に辿り着く事は難しいのだなと悟らされていきます。
幅広いシチュエーションで展開されている内容の中で、差を生んでいくのは意識の問題。

一流の人は、どんな時も仕事人としての顔を持っています。
それは、「言い訳をしない」ということを肝に銘じて実践しているからではないかと私は思います。(p82)


だから本書を、仕事術の本ではあるものの、単なるノウハウの本だと捉えてしまうのは少々危険です。
読み込めば読み込むほど、そのマインドの持ち方を再確認させられていく事になりそうです。


「今、自分は何を求め、どうしたくて仕事に打ち込むのか」と。
所々に出てくる、結果を残した人々の健気な台詞が胸に響いていきます。
結果論ではない発言も好感が持てます。とてもリアリティーがあり。


そんな所まで見るのか!


思わずそんな感想を抱いた所も。

あなたは靴の吐き方や、紐の結び方まで気にした事がありますか?
そんな話も出て来ます。



時間に関する事等は、言わずと知れた部分もあるのかもしれませんが、思いもよらない視点が盛り込まれているのは収穫にしてみても良いかと思います。
そこにも明確な理由と原理が存在。

それを知って考えてみる事も一つの楽しみ。
うわべだけ真似る事よりも、どうしてそれが必要なのか。

各々の根底にはそれぞれに原則が。
その原則を見つけ出そうとする事こそが、一流の登竜門なのではないかと悟らされる事の連続でページを進めていき、後編へ。


追伸。ここまで読んで頂いたあなたに。


有難うございます。私は本が好きです。

本書の良さも悪さも、ガチでお伝え。
一生懸命働いて得た金銭を良書に投資。

そんな「あなたの知りたいを叶えるガチレビュー」は続きます。
そして最終的にはあなたにとっての良書に出会ってほしいと思っています。

後編で、一流の思考法やシリーズ化されている姉妹本について展開。
パラパラ見てみる、ちょっと立ち読みもあります。



あなたも一流に。その応援歌が詰まっています。
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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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