ガチで独創的なレビュー:「強く生きる言葉 岡本太郎」(前編)



生きる望みを授けてくれる本。

疲れていませんか?
生き方がわからなくなっていませんか?


そんな時、
理屈抜きにパワーをくれる本。

私が敬愛している人物の一人である、

岡本太郎氏。

芸術家でぶっ飛んだイメージの彼ですが、著作も数多く残しています。

そのどれもが苦しみの中に勇気を見出させてくれるといっても過言ではありません。

本の中では、彼が灯した生命の炎が永久に燃えたぎっています。
既に亡くなられていますが、それが不思議と今もどこかにいるような感覚に陥らせます。


芸術は爆発だ!

私が幼い頃の話です。
彼が出演するCMの中での、ピアノを激しく奏でながらのこのフレーズが有名でした。

あなたもご存知ですか?
世代にもよるかも知れませんね。

私自身の仕事柄もあり、氏の美術作品は勿論の事、人間としての生き様が好きでい続けています。
思わずWikipediaでも調べてしまったり。


往年の芸術家の生き様は、
生きる事への常識って何だろう?といつも再考させてくれます。

ピカソ・シャガール・北斎・若冲・棟方志巧・・・。

その誰もが、心の師です。


本書の概要と評価。

強さの概念は。


様々。

しかし、これを読むと
理屈抜きに「強く生きる」ってこういう事なんだなと感じさせます。

形通りの強がりや身勝手でまやかしの強いという事ではないのです。



自分の中でガツガツぶつかり合う様。
それが生きる事に真っ直ぐ向き合っていて、とても情熱的である所が潔くて美しい。
美しいからこそ、棘があっても誰も傷つけない、そんな彼の優しさをも感じます。

そこに彼の壮大さがある。
そしてまた芸術やデザインの分野としても逞しさを感じる本です。

こういう表現はどうかと思いますが。


彼の生み出した言葉の方が、
よほどプロパガンダや広告に向いています。

その真意は、
心を動かす純粋な訴求力。

人間は生き方がそのまま言葉になっていく。
これは紛れもない真実です。

そして本書はその見本かも知れません。

ここ数年、こちらの本をはじめ、


広告関連の本を読む事が多かったですが、嘘の無い言葉に勝るものはないと視点が広がっています。

純粋な訴求力は生き方として求めていきたいです。

叫びの数々。


構図と太いフォントが彼らしさの表現。

マッチしていると思いませんか?
眼に焼きつきます。



いつでもどこでも読み返せる明快で鋭い言葉。
これらは時代を越えて、飽きる事はありません。

そして最終評価は。


本書には他のシリーズもあります。
いずれの書も心のバイブルになり得ますね。

「壁を破る言葉」

「愛する言葉」


本書に関しては、生きるという事に正直に向き合わさせるパワーがあります。
苦しい時や悲しい時に、そばにあるときっと励まされる人物であり本。

そのような訳で★★★★★(5.0)の評価をしました。

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駄目な人間でいいじゃないか。


コンプレックスや自信が何なんだ。

彼の根底の考えにはこの達観したとも言える思想があります。


あなたにはコンプレックスがありますか?
あなたには自信がありますか?



その質問に明確に答える必要もないとのメッセージが込められています。
小さな事にすら思えてきます。

むしろ自分の真実の姿から逃げずに向き合う事。
その厳しさがあなたを真に強く美しいものにさせてくれる高潔さを生むのだと、熱く語りかけています。

コンプレックスがあっても良いのです。
自信が無くても良いのです。

人間に一番の罪は、逆にそれらを気にする事。
気にする自分を人のせいにする事。

それが強さと美しさを奪う。

その彼の想いと情熱の数々は、

いっそ大事典にしてもらいたい。


先にも取り上げましたが、本書はシリーズになっています。
現時点の私は所持していないものもありますが、かつて知人から借りて読みました。

一冊にまとめるとか、
DVDのようにシリーズBOXにして売り出してくれないでしょうか。


3部作としてちょうど良いのではと感じています。


加えてもう一冊、愛読している書があります。
こちらは熟読する文庫本ですね。

「自分の中に毒を持て
―あなたは“常識人間”を捨てられるか」



常識を打ち砕いていく生き様と思想が、今も心に焼き付いている名著。

何度も読んで後日レビューします。


格言の宝石箱。


岡本太郎氏のツイッター。

目次でつぶやきという言葉が使われています。
ある意味これは彼のツイッターです。

でも、つぶやくというよりも叫びですね。
その本書のつぶやきの中で彼が言及する内容は多岐に渡ります。

他の書籍においても言える事なのですが、とにもかくにも沢山の事への造詣の深さが窺えます。



深さがあるにもかかわらず、叫びはとてもシンプル。
構成もシンプル。

核心を突く事の表れかもしれません。
何ものにも惑わされずに。
純粋な心こそが射抜く本質や核心は至って簡単に出来ている。

その考えや姿で、シンプルに生きる事は理想ですね。

世の中、どうしても複雑にしたがる。複雑にする事でその気になってしまっている。
混沌としたこんな世には、誤魔化さずに気楽に核心を突く。
そんな事が超然とする強さにもなり得るのではないでしょうか。

沢山の叫びに心を躍らせながらの後編です。


追伸。ここまで読んで頂いたあなたに。


有難うございます。私は本が好きです。

本書の良さも悪さも、ガチでお伝え。
一生懸命働いて得た金銭を良書に投資。

そんな「あなたの知りたいを叶えるガチレビュー」は続きます。
そして最終的にはあなたにとっての良書に出会ってほしいと思っています。

後編で、そんな気持ちから起こったジレンマや本書の多くの捉え方について展開。
パラパラ見てみる、ちょっと立ち読みもあります。


華やかに気高く生きて、闘う。

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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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