不労所得の作り方に夢を馳せても、本当に不労だと思っているとこんな大変な目に会う。



これまで実際多くの不労所得と言われるものを見てきたつもりです。

勿論他にも見た事の無いアイデアは山ほどあるでしょう。


あなたは不労所得というものに憧れますか?
ここを訪れた方は少なからず興味がある事と思います。

私も興味が無い訳ではありません。
自身の仕事を考えると、仕事柄、不労所得になる可能性のあるものや、実際にそうなっているものがあったりします。

そしてまた、あなたは不労所得と聞いてどんな事をイメージしますか?
今回は、実際の体験も含めて、そのイメージの裏側のお話です。

何もしなくても良いという言葉を想ったら危険です。

不労という言葉も、厳密に言うと良くないですね。
結論から言えば、金銭も労力も多く使います。
何もしない方がむしろ楽かもしれません。
労力を使うプロセスを経て、結果として不労になったとしても、不労にし続けるメンテナンスにも多大な労力を要します。

ただ、別の所で安定した収入に出来るという事は、リスク回避や分散投資という面ではとても魅力的であり続けます。
むしろ個人的には大いに歓迎したいとさえ思います。


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知り合いのビルのオーナーの話。


たまにリアルな話を聞かされます。
その彼は一等地にビルを2棟所有。代々受け継がれてきたものです。プライバシーもあるので詳細は極力避けます。

それだけを聞いたらうらやましく思うかもしれません。

確かに結果だけ見ると、そのビルのテナント収入だけでも何百、何千万という金額が入ります。
ただ、彼が言うには以下の事があります。

  • 常にメンテナンスをして老朽化を防いでいかないと良いテナントが入らない。メンテナンスやリフォームといったその維持費には規模が大きい分、超莫大な資金がいる。数年先を見据えてペイする事を考える。

  • 良いテナントというのは、一等地のテナント料になるので、相応の金額を払える所。
    そのような所と良好な関係を維持しないとならない。
    更にはテナントも倫理に基づいて選ばないと、数珠繋ぎで良からぬ所が入る。


  • すぐに出て行ってしまう事の無いような金額設定とテナント選び。
    出て行ってどこも入っていない時の維持費や税金は自らが負担。

  • 固定資産税や相続税が、一等地に2棟なので、想像を絶する額になる。
    場合によっては手放したり、生活を圧迫する事もある。



要するに、金銭に関して言うならば、入ってくるのが大きい分、出ていく分も大きいという訳ですね。
また、入り続けるようにも気を遣います。

実際に見せてもらいながら、そんな話を打ち明けてくれました。勉強にもなりました。
オーナーというものには他人の拠点を担う分、多大な責任が掛かります。


効率と楽は違う。

 
楽して稼ぐという事は幻。
でも、効率を考える事は良いのだと思います。それは決して楽をする(労力を使わない)事とは根本的に違います。

結果論として、不労に見える状態で収益を得る状況になる事もあります。
ですが、そこに行き着くまでにはすべからく皆さん時間も金銭も労力も投資しています。
だから、その部分を知らずにうわべだけを見てうらやましがったりするのは失礼かなと個人的には思うのでフォローさせて下さい。

似たような事は他にも沢山ありますね。

オンラインを使った、コンテンツマーケティング。


ブログやYoutubeでの収益も夢見る方は多いでしょう。

私も、収益云々というよりも可能性を感じる仕事だと以前から感じ続けています。
ですが、ブログならば、サーバーやドメインに投資したり、プログラムに関する勉強やトライも必要でしょう。
どこかで学ぶにも金銭が掛かります。

またそこで安上がりに済まそうとすると、安いサーバーなりのダウンしてしまうリスク等も心配しないといけません。

無料ブログも私はやっていますが、いつ会社の都合でサービスを終了するかわかりません。
ブログやHPを不動産として所有するのならば、金銭を投資して、自身で所持していくしかありません。

財産として、それなりの安心感とメンテナンスをするのならば、多少高くても投資は必要。

さらに、アドセンスやSEOに関しては、Googleとニラメッコ。
サーバーにしてもGoogleにしても、ある意味運命を傘下で握られている状況です。
様々な変動や変化に晒される事になります。




アイデアを捻り出し、面白いものを発信する労力。


ブログもYoutubeも最後に立ちはだかる壁。

1つの記事や動画を生み出すにも、ただでは済みません。
そこに行き着くにも、多くの文献を読んで初めて記事が出来たり、設備や機材の投資をして動画も出来るのでしょう。

いい加減なものには人は見向きもしません。
私もクリエイターの世界にいるので実感します。

そこの部分をケチると、かえって金銭にはならないと学生時代から聞かされてきました。
記事も動画も収益を生むまでに多大な時間と金銭が掛かります。

そのサイクルと似たようなもので、あまり一般的に馴染みは無さそうですが、こんなものもありますね。

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ライセンスや印税もある。

 
ライセンスの話は、私は頂いた事があります。

本業のデザインの方で。
言葉は聞いた事があるかと思いますが、ご存知無い方の為に軽く触れます。

例えば、あるブランドがあるとします。
その名義を貸す、そのレンタル料みたいなものですね。

キャラクター産業などはその好例で、わかりやすいかと思います。
玩具会社の知人からそんな話を聞いた事もあります。

また、スポーツに詳しい方ならば、ネーミングライツがありますね。

これらの労力は、相手が使いたくなるだけの価値のある名前やキャラクターにする事です。
そしてどちらにも対等にメリットがある事。

それを生み出すにも、一朝一夕にはいきません。
誰もがすぐにヒットするキャラクターやブランドを作れるかというと、首は縦に触れません。
また、一時的にヒットしたとしても、それが続くのはごくわずかなのは歴史が証明しています。




特許も商標も同じです。


必要だったので、過去に商標について調べた事もあります。

詳細は割愛しますが、数年ごとに数万円の維持費も。
また、有名人やミュージシャンと同様、必死にプロテクトするのに神経を使いますね。

芸能プロダクションが過敏になるのも同情します。
自分達の収益を左右する死活問題ですから。
これらは場合によっては弁護士・弁理士を使う費用が起こる可能性も否めません。そんな大人の話にもなります。

大人の話といえば、


投資や株はどう?もうかりまっせ。


勝てるまでの勉強に時間も金銭も掛かります。

余剰資金ではないと危険です。
私は海外生活の影響で、趣味程度に外貨預金をしていますが、バックボーンの無い人がいきなり手を出すのは命の危険があるのも見て来ました。


他にも発想次第で沢山出て来るのかもしれません。

夢はあります。
私はこう書きましたが、否定派ではありません。

ただ、ある種の覚悟が必要なのではと思っています。何事も。
覚悟が無ければ、時間も金銭も投資出来ませんし、結果として「不労」にはならないと。
それでも魅力は感じています。

主観ですが、楽をする為に不労所得という考え方ではなく、別の所での安定したライフラインを増設させて皆を楽にさせるという考え方が良いのではないでしょうか。
スケベ心には、結局金銭はやってきません。

事業をしているとそれはよく考えます。勉強です。
ライフラインを作って、人を安心させる事。
不労かどうかは二の次です。

あなたは如何ですか?

私はもっと勉強と発想が必要だと言い聞かせています。
不労所得ではなく、不労結果所得と考えて、やっていきましょうか!

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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

不労所得の作り方に夢を馳せても、本当に不労だと思っているとこんな大変な目に会う。」への2件のフィードバック

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