良い著者は良い本を紹介する。
同じく良い本は他の良い本と繋がる。
やはり本も人が生み出すものなので、類は友を呼ぶという公式が当てはまりそうです。
私はこれまでの読書生活の中でそう思っているのですが、あなたは如何ですか?
そんな紹介や引用によって興味を持ち、購入したものが結構あります。
だから紹介の多い本に1つ出会ったが吉日。
数珠繋ぎで情報ネットワークは広がります。楽しいですね。失敗も少ない。
本文中での紹介は勿論のこと、巻末などに参考文献が充実している書籍も一つの高評価の対象にしています。
本は情報に価格が付けられたもの。
このサイトでもたびたびそう表現していますが、一冊でより多くの情報が得られれば、それが一番良い買い物ではないでしょうか。
最近私が読んでいるこの書籍も紹介・引用が多いですね。
「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」
(Amazonのリンクに飛びます)
さて、今回の「ダン・S・ケネディの世界一シビアな「社長力」養成講座」にも、異常にそれらが多かったのです。
個人的には嬉しくなりました。
その理由はもうおわかりですね?
良書を探す手間が少なくなる可能性があるからです。
特に読書家で情報も多いダン氏が強く薦めるものがいくつも出て来たとなれば、ウハウハです。でも中には本題とは全く関係の無いものも。
それはともかくとしても、その知識の量と幅には驚くばかりです。
そういう方のオススメは見てみたい!
そこであなたにも役立てて頂ければと、ここにピックアップしていこうと思うのです。
本書の養成講座47項目を5分割し、彼がその中で紹介・引用したその理由や背景も極力書き連ねていきます。
では始まり始まり。
1~10。
最初はナポレオン・ヒルの2冊から。
言わずと知れたベストセラー、及びロングセラーですね。
この中では、偉大な経営者や起業家数百人によって実践された17の法則が挙げられています。
ダン氏はその中の「的確な思考」というものについて言及。
現実的に物事を考えるためには必要と強く薦めていますね。
こちらも同様に強く薦めています。
ナポレオン・ヒル氏の最後の著書。
ダン氏いわく、彼の著作の中では最も知られていないものとのこと。私も知りませんでした。
何の本だと調べていたら、単なる犬のエッセイでしょうか。
何故にこんな本が紹介されたのか?
そう思うかもしれませんね。
実は一人でいることに耐えることが出来ないビジネスオーナーは犬を飼うことをダン氏がオススメしているので、犬を知ることの出来る本として薦めています。
ちょっとしたジョークに思えますね。それにしても知識が広い。
従業員には軍隊並みの責任と義務を求めよというダン氏。
それに対しては一切の妥協をしないためにもこの本を読んでみることを薦めています。
調べていくと、どうやら他のビジネス書籍でも頻繁に引用されている名著とのことで、その内容には個人的には興味を持っています。
11~20。
NBAシカゴ・ブルズの黄金時代の監督。
本書では優れたリーダーシップの一例として挙げられている人物です。さらには良きリーダーと良きプレーヤーとの息の合ったコンビネーションを話題にしています。
著書が直接出てくるわけではありませんが、ダン氏いわく、もし彼の著書を読んで影響を受けて、平凡な従業員に応用したら危険だとも書かれています。
アメリカの経営コンサルタントです。
2つの著書が本書に出て来ます。その1つ目がこちら。
2つ目がこちら。
まずこれらの書では、従業員をマネジメントするにあたり、現場にいて見続けることが一番リスクが少ないと言及。
しかしながらダン氏は、それに同意しながらも現場を離れることを強く勧めています。社長は現場から足を洗えと。
さらには内部告発を奨励。
スキの無さを感じさせます。
E-mythシリーズの著者です。
先ほどの著者と同様に、現場の仕事に時間を掛け過ぎる経営者について言及。
それについてダン氏は、やはり同意しながらも、自らの仕事と現場の比率について本書で述べています。
具体的な数字を出していますが、それは本書を参考にしてみて下さい。
ダン氏の仕事仲間として登場。
著書そのものは出て来ませんが、このような自己啓発の有名な著書があります。
レビューもあります。
読書家のダン氏はこれまでに300冊以上にも及ぶ経営管理の書籍を読んできました。
その中で、最も真実味にあふれ、役に立った本としてこの本をかなり強調。「壊れ窓理論」というものは名の知られた理論ですね。
本書ともリンクする内容の本だと感じます。
レビューでも取り上げましたので、詳細はご確認下さい。
21~30。
直接この本が出てくるわけではないのですが、ダン氏のこの考えを追求した書籍です。
ビジネスの世界でこれまで起こったブレークスルーの中で最も素晴らしいことの1つは、すべてのことがマーケティングにつながり、すべての人間がマーケティングに関わるべきだということが理解されるようになったことだ。とかく「マーケティング」と「業務」は別物と見なされがちだが、それは仕事や従業員を利益センターやチャンスではなく、経費や必要悪と見なすことに否応なくつながる。(p173)
レビューもあります。
センスの良い文章を書く人とダン氏は表現。
大成功者になるための人格には、不都合な真実があるという書籍です。
一例として、曖昧な態度のノーベル賞受賞者はいないと。優柔不断なCEOなんていないと。
成功する人の特徴ですね。
マーケティングの魔術師とダン氏は表現。
最高の利益を上げるためのセールスを話題にして取り上げています。セールスとマーケティングの指南書。
31~40。
有名なベストセラーですね。
この中で2万3千人の従業員の立場にいる人たちへの調査から、会社の使命を知る人が何人いるのかについて言及。
それによって、従業員を教育することに時間を掛けて、習慣を変えるべきだとの結論へ。
ダン氏は、社長は従業員の世話をし続ける教師のようになってはいけないと表現。加えて、それは会社の利益にはならないと。
そんな話の最中にこの本は登場します。
調べていくと、ちょっと面白さを感じます。
知る人ぞ知る、内容の濃い(経済)小説らしく、個人的には興味を持っています。
41~47。
外部からの批判に対して過敏になってしまうにはオススメの本だと、ダン氏は言っています。
そして、次の本と合わせたこの2冊を順番を守って読んでもらいたいそうです。
「悪の成功学 アジア流お金と人生の法則」 チン・ニン・チュ
ただ、こちらの本は情報が全く見つかりません。
Amazonに無いのは勿論のこと、Googleの検索でも見つかりません。
こちらのサイトには、わずかながら情報だけ載っています。ここで紹介した他の啓発書籍も出ていますね。
http://www.aokiuva.com/b50success-bowdon.html
顧客との信頼関係を築くためのコミュニケーションと創造性等を語るにあたり登場。
マーケティングの究極の罪である「退屈であること」について言及。
名著としてダン氏は強く薦めています。
富を蓄積するために彼が掲げる「自分に最初に支払う」法則の基礎的入門書です。
ダイレクト出版で直接入手可能です。
その場合のリンクはこちら。
億万長者のお金を生み出す26の行動原則
お金と富に対する考え方を劇的に変化させたいならばこの本。
ダイレクト出版で直接入手可能ですが、今は絶版になりました。
裕福な人々へのマーケティングの方法を始め、洞察・戦略に特化している書籍。
ダン氏いわく、これからは週休3日が当たり前の時代になるとしつつも、これがベストセラーになることに不吉な予感もしているとのこと。
冒頭のナポレオン・ヒル氏の書籍を再び紹介。
アメリカの歴史で生まれた「マスターマインドの法則」に馴染みの無い場合はこれを読むことを薦めています。
最後に。
このようにして多くの書籍が出て来ます。
何か興味をそそるものはありましたか?
ジャンルも様々なことから、本書のネットワークの広さを感じ、1冊で何度もオイシイといったところですね。
引用・紹介という手段は、論理や情報の立証としてよく使われます。コピーライティングも同じでしょうか。
ある意味、説得作業には必要な行為かもしれません。
そう考えていくと、これだけの量からはダン・S・ケネディ氏の迫力を感じさせます。
説得するにあたり、これだけのリサーチをしたのだと。
そのおかげでこの書籍のコストパフォーマンスは良くなりました。あなたの中での需要さえ合致すれば、本書をオススメしたいですね。
その時は、是非レビューの方もご覧になって、検討材料として役立ててみて下さい。
「ダン・S・ケネディの世界一シビアな「社長力」養成講座」を見たい
(ダイレクト出版へはこのリンクから)
レビューはこちら
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