ここまでお読みくださり有難うございます。
前編からの続きです。
2分でわかるガチな概要は前編で。
総合評価★★★★(4.8)
(理由は前編の概要にて記述。)
ソーシャルメディアの利用者の99%は使い方を間違っている。(p3)
だからこそあなたが残りの1%を目指してビジネスに有効活用するべき、という本。
この本に興味を持ったあなたもどう活用するのかは気になる所だと思います。
その為に辛辣な言葉や揶揄も厭わないダン氏。
大きな壁としてあなたの前に立ちはだかります。
合言葉は、
「いいね!はあなたの一銭の得にもならない。」
そんな感じで、前編ではSNSのシビアな捉え方を軸にレビューしました。
もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。
その壁を越えた中盤以降は、
具体的なマーケティング。
どのような投稿を載せるべきか。
それでどのように集客するか。
後半で、顧客管理としてのフォローアップ方法の流れになります。
マーケティングの本としても役立つ考えが満載です。
加えて、広告やコピーライティングにも展開出来うる内容です。
集客術というより、ルート構築法。
前編でのその基本原理はブログにも難なく使えるアイデアでは?
または、他のSNSでも。
事実、本書の中でもツイッターやYouTube、
あるいは日本ではあまり馴染みの無いLinkedInについても取り上げています。
ただインスタグラムは向かないと思っていますね。
私の経験では、
インスタグラムで見込み客様からのアプローチもありましたが向かないです。
一番の原因は誘導が出来ないという事。
つまりルートが作れない。
そしてURLを載せてもリンクにならない。
またフォロワーが流動的過ぎたり、アプリによるコメントも適当過ぎたりとあまり良い記憶がありません。
そんな想いから、インスタグラムはポートフォリオとして割り切っています。
商品等を見て頂くキッカケだけですね。
言葉は悪いですが、放置されているディスプレイケースや美術館といった所です。
メンテナンスは時々しています。
いずれにしても、今あなたがお使いのソーシャルメディアに応用して考える事は可能です。
Contents
ブログもSNSも同じである落とし穴。
本書に一つ問題があります。
レビューでは一貫して良書とお伝えしていますが、概要で★を一つ減らした理由です。
ここで一つ質問させて下さい。
あなたはブログをやっていますか?
仕事であれ、個人であれ、です。
(あなたがもしやっていないのであれば、関係のない話になってしまうかも知れませんがご容赦下さい。)
ブログにも使えるとなると、
以前紹介した「ワンクリック・キャッシュ戦略」と共通する事が多いなと感じました。
読みながら、
「同じだな・・・」
正直な感想です。
この本はSNSではなく、主にブログによるネットビジネスの本です。
何が言いたいかというと、
これらの本に限らず、オンラインの世界でのマーケティングは、
ブランディングして、広報・集客してフォローアップの流れが不変という事実があります。
大抵のものはここに行き着きますし、外せない流れの証とも取れます。
悪く言えばどの本も変わらないとも。
もっと具体的な流れは、
- コンテンツ(ネタ)の価値を上げる為に作り込む
- エキスパートとしてポジショニングする
- それらを広報して勝負する
- 価値をわかる人を集める・管理する
- コンテンツマーケティングしながら繋がりを保つ
このように両書にも、たいていのマーケティングの本にも共通します。
ただ、同じの一言で片付けてしまうのはあなたに不親切かもしれませんので、説明を付け加えさせて下さい。
強いて両書の違いを言えば、
- SNSは広報・広告
- ブログは店舗そのもの
また両書は共通項の多いジャンル同士なので、避けて通れないGoogleの事にも両方触れています。
ですが、マーケティングとしてやる事は全て同じ。
※上:「ワンクリック・キャッシュ戦略」より。
この本のレビューもしてあります。是非ご参照下さい。
下:本書より。
マーケティングの本の落とし穴。
洋書・和書問わずある程度読みこなして来ますと、読む順番の違いはあれどマーケティングの流れはどれも変わらないと感じてしまうのが欠点です。
本書からはSNSに特化している親切さや有難さをヒシヒシ感じてはいますが、
マーケティングの全体像として見た時には、驚きが無くなってしまっていた所が、概要での総合評価で★を一つ減らさざるを得なかった理由です。
良書ですが、あえて・・・。
あなたを惑わせてしまったら謝らなければなりません。
こう展開した以上、私には話をまとめる義務があります。
またこの本に興味を持っているあなたの現状によっても変わってくると思いますので、いい加減な事は言えませんし、言いたくありません。
ただ主観ですが、多くのオンラインでのマーケティングの本を読んだ中でも、両書には
本気度も高く、何度も読み直し活用出来る利点を感じています。
ですが、どちらか一つとなると、SNSの本書でしょうか。
それは何故か?
facebookは誰にでも始められるので個人差が無い事と、
SNSの概念の方が、後々応用出来る事が多いと思うからです。
その概念は、広報と顧客管理。
この2つはSNSならではのもので、更にはビジネス(マーケティング)の要とも言えるものです。
ファンや顧客との繋がりも、目に見えるように直接的で強い。
読む順番としては動画の通りで、SNSでの顧客管理をしっかりと学びたいならば本書を。
ブログを一から学んで店舗を持つような気持ちでマーケティングならば
「ワンクリック・キャッシュ戦略」
アフィリエイトなどのネットビジネスをメインにしたマーケティングの本です。
WordPressを使ったブログの作り方から活用方法まで丁寧な内容になっています。
SNSとの連携方法も一部出て来ます。
どちらもやや高度で分量も多いですが勉強になりました。
オンラインビジネスの総決算型ならば
「お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方」
主にコンテンツマーケティングの本です。
昨今隆盛となりつつある、価値あるコンテンツを考え発信していくコンテンツマーケティングの手法や考え方について書かれています。
様々なメディア・・・SNSやYouTube等でどのように投稿・発信していくのかを知る事が出来ます。
ただこの書籍は読み物というよりは事典です。
いいね!をお金に換えていくマーケティング。
いいね!をするなら買ってくれ。
あなたもそう思ってはいませんか?
そんな綺麗事抜きのフレーズで始まったこのレビュー。
SNSの活用に虚しさを感じてきた中で、ダン氏のシビアでドライなfacebookの捉え方は耳の痛い事もある反面、意味のあるもの。
一連のマーケティングの流れで、広告・コピーの作り方や投稿の内容、顧客管理と盛り沢山で、一度では理解し切れない懸念はあります。
最終的に目指す所は、
facebookならではのフォロワー、つまり顧客との結び付きの真の強化。
後半のほとんどはその為のフォローアップにページを費やしています。
本書の醍醐味は、むしろこの後半部。
費やされたページ数は重要である事の表れです。
何故それが重要か?
そのフォローアップの結果、力を発揮するのが、
ダン氏の切り札とも言えるダイレクトレスポンスマーケティング。
いよいよ顧客に直接働きかけていく番です。
これがいいね!を直接お金に換えていく原理だと言えます。
このダイレクトレスポンスマーケティングは結び付きが強ければ強いほど威力がアリ。
その逆も然り。
だからこそフォローアップでの関係作りが重要になるという訳です。
フォローアップしていますか?
友達にお願いをする時にも、普段から連絡を取り合っていないと聞いてもらえないという事に似ています。
見込み客を顧客に転換できない最も大きな理由は、フォローアップが十分でないためだ。(p270)
意外な手法。
なかでも死んだ死んだとやかましく言われるのが、○○である。(p252)
ある原始的なフォローアップの手法が印象に残りました。
主観ですがこのやり方は好きです。
先の手法は読んでのお楽しみで、実際私はよく使っていますし、功を奏している部分もあります。
すこぶる評判はいいです。
それらの原始的・具体的な手法は上記に挙げた他の本には無かった所。
人と人の交流を真剣に考えている時点で、他の書籍には無い暖かさはありました。
ダン氏は、元々はエグイ思想の持ち主ですが、洞察が鋭くて意外と人そのものを見ています。
そこがただの過激派で終わらない所なんでしょう。
値段比較をしてみた。
多くの方がレビューされているので、それらも参考にしてみて下さい。
- ダイレクト出版のHPから直接購入すると、役立つ特典(メルマガ・月刊誌等)が受けられます。
そして送料が無料。一番の特典は90日間の返金保証がある事です。
ダイレクト出版HP(直接)へ - アマゾン(Amazon)のサイトで中古品があります。 半額ほどで購入可能です。
アマゾンのサイト(検索済)へ - 楽天は楽天ブックスでは購入不可能となっており、楽天のブックオフも同様でした。
アマゾンや楽天のポイントを貯めたり、使用する場合はそちらをお使い下さい。
※情報は変動する事がありますのでご了承下さい。
また、混乱を避けるため、恐れ入りますが具体的な数値は載せないようにしてあります。
ダイレクト出版の方では変動がほとんどないように思われます。
まとめ。
売る事が大事。
いいねは資産にならない。
気休めは要らない。
ストイックに。
facebookというプロセスがあるだけで、全体を通じてこの姿勢を貫いています。
SNSに特化していても、一般的なマーケティングの基本原理を高めて書かれている優良な本。
その印象がいつまでも残っています。
時間が経った今も変わりません。
思っていたほどfacebookの機能面に触れている訳ではなく、その意味では常に更新されていくfacebookのバージョンに振り回される心配は無さそうです。
つまり、数年経って古い情報になるという事も無いという考えです。
この類の書籍の場合、
もしかしたらあなたも心の片隅で思っていたかもしれません。
また、最終的にはダイレクトレスポンスマーケティングに至るのですが、私としては中盤辺りのコンテンツマーケティングとしての使い方を心掛けたいと思っています。
一言で言えば、「信頼出来る情報源」になる為のマーケティング。
相手にとって知的好奇心を満たして役に立つ、または信頼に至っていく投稿をしていく。
もしあなたがコンテンツマーケティングに関して興味があるのでしたら、紹介した書籍もお役に立つと思います。
このマーケティングによって得て繋がったファンや顧客様は、私にとって強固でかけがえの無い存在になっていますね。
勿論facebookページでも。
都道府県境や国境を越える事にはロマンがあります。
「ダン・S・ケネディの
世界一ずる賢い
フェイスブック集客術」
ダイレクト出版
いいね!は麻薬。依存の荒治療。
最後に:
いいね!は麻薬。
本書はその依存への処方箋。
読んでみてそんな事を思いました。
ビジネスと考えると、時に論点をずらしてしまうかもしれないのにやめられない。
わかっているけどやめられない。
逆にこの麻薬を開発したザッカーバーグ氏への敬意すら膨らみます。
恐らく著者のダン氏も彼との繋がりはあるのでしょう。
でも、本書のようにあえて極論を言う事で意識改革をさせているとも取れるような気がしています。
そこは誤解しないであげて下さい。
麻薬だからの荒治療。
概要でも触れましたが、
SNSは使い方を間違えなければ、これから先も可能性を秘めたツール。
でもその使い方は誰もが何となくのままだったりします。
あなたは現状の使い方に確信を持てますか?
SNSを再度考え直してみるには刺激的で良書だったと思います。
捉え方やスタンスを変える事で、少なくとも今よりはあなたに有効な視点が備わる。
今でも読み返す事は多く、汎用性もありコストパフォーマンスは良いと思いました。
正しい使い方を知る人が増えて、SNSの文化が良くなる事を望みます。
いいね!は麻薬。依存の荒治療。
「ダン・S・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術」を見たい
<<前編で2分でわかるガチな概要を確認したい
後日談を掲載しました。
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