ガチで独創的なレビュー:「ビクトリーBOOK 基礎編 内面から成功する方法」(後編)



ここまでお読み下さり有難うございます。
前編からの続きです。


2分でわかるガチな概要は前編で。

総合評価★★★★★(5.0)
(理由は前編の概要にて記述)




心の奥に嘘をついていませんか?

かつて思い描いていた夢や希望に向けて、あなたの心の扉を開けてくれる啓発書。
もう一度、という自信を授けてくれます。


もし今までのあなたがその扉を閉ざしたままでしたら、本書を読んで心の声に耳を傾けてみて下さい。
本当の自分を知る為に。

心の声が成功も失敗も知っています。
未来も過去も作り上げています。
更に言えば、あなたのモチベーションをも司っています。

ただ、その作業には自分の内面との闘いという、非常に困難な工程が待っているでしょう。
モチベーションを生み出す真実に触れ続ける事は、綺麗事では済まされないリスクも孕んでいます。
それでも、もしあなたが自らの人生を取り戻す勇気を願うのでしたら、本書を胸を張ってオススメさせて下さい。

著者リー・ミルティア氏の穏やかな語り口が、あなたの心の扉を少しずつですが、溶かしてくれています。


前編ではそんな内面の声との対話とモチベーションに焦点を当ててレビューしました。

もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。



今のあなたを作っているのはあなたの思考。
私も痛感します。

あなたの信念が真か偽かは問題ではありません。あなたが信じたものが最終的には真実になるからです。(p72)

前半で、心の声に耳を傾けて自分の望みを知る所から入り、次にモチベーション。
そして中盤では、セルフイメージの話へと入っていく無駄のない流れです。

多くの偉人たちの台詞が目に入ってくると思います。
あの仏陀でさえ、思った事がその通りになる旨の言葉を遺している例を挙げ、如何にあなたが自身に抱くセルフイメージ、そしてそれを生み出す潜在意識が大切かを説いています。

あなたは自分にどんなセルフイメージを持っていますか?

ここでもまた、何の遠慮も要らずに、あなたの望みを描いて下さい。描きながらレビューを続けましょう。

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「潜在意識はあなたの僕(しもべ)です」。


それならば逆にあなたが潜在意識の支配者になりましょう。

あなたを自由にするのも、拘束をするのもあなたしかいない。
そこで登場するフレーズが
「あなたの独立宣言」。

ただこの言葉に注意が必要です。

どんな注意か?



一見、身勝手にする事を許してしまうようなフレーズに聞こえてしまうかもしれません。
如何ですか?
例えば、「私は何ものにも囚われず、やりたいようにやる!」という宣言のように。

冒頭の言葉を振り返ってみて下さい。

あなたを自由にするのも、
拘束をするのもあなたしかいない。

 

成功を阻む障壁を打ち破るためには、あなたが自ら頭脳のコンピュータに新しい真実を与えることです。(p109)


まずあなた自身があなたを作り上げるセルフイメージに囚われてはいませんか?
そんな著者からのメッセージです。

中盤で、脳機能の話を交えながら、思考との対決を促していきます。
あなた自身の思考からあなたを独立させる多くのテクニックを授けてくれます。
今すぐ使えそうなものから、じっくり時間を掛けるものまで。
選んでみては如何ですか?

心があなたをコントロールするのではなく、心があなたに従うようにします。自分の将来は自分次第と思えるのはとても素晴らしいことです。(p116)




個人的に気に入ったのはビジュアライゼーションというトレーニングと直観力の項目。
どんなものかは読んでのお楽しみ。
特に直観力の大切さは、実際の私自身の事業の中でもその有効性を感じる事はありますね。

本書で取り上げられている心の声。
それはある意味、その混じり気も嘘も無い直感が重要という事でもあります。

直感、信頼していますか?
読み進めていくと、総じて、周囲との関係ではなく、己との闘いである事に気付かされていくでしょう。
個人的にはこの感覚は好きです。


だから、「あなたからあなたが独立する宣言」。
まずはそこから始まります。

では、国家の如く独立を勝ち取った後は?

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内面の更なる成功の為に、起業家精神を。


脳や思考の運営。

実際に起業をするしないという事ではありません。ですが、著者はそれと同じような思考回路を勧めています。
最後に綴られたこの考え方は、本書の最大の締めと感じます。
読み進めるうちに、不思議な力が沸いてくる事と、心が解き放されていく感覚に陥る事をあなたにお伝えさせて下さい。

自分自身を個人事業者と考えましょう。そうすれば、自分の運命を他人の手に委ねることはありません。(p180)



自立心と開拓者魂。


持ちましょう。

この章を読んで、ある事を感じさせられました。
偏見という訳では決してないですが、この2つの言葉に基づいた展開はアメリカらしいなと。
主観では肯定的に捉えています。

このような倫理観がスピリットとして受け継がれているからこそ、起業を促して、成長していく企業や起業家が多いのだなと暗に気付きます。

その特性を著者はこう定義しています。
生産する人、リスクを負う人、問題を解決する人。

自分自身を高めながら、会社も高めようとしました。両者にメリットのあるこのような状況を私は「起業家的思考」と呼んでいます。(p117)

たとえ会社の中にいたとしても受け身の状況を作り出すのではなく、一人の起業家のように何かを発見し続け、自分の足で立っていく事の重要性を説いています。

そんなあなたを想像してみて下さい。
最後の章の著者からのメッセージの数々には、身震いしてしまうほどの励ましがありました。
奮い立つ勇気の源が存在していると断言せざるを得ません。

※アメリカの起業家精神というもので記事を書いています。



そして、ちょっと立ち読み。


ご覧のように分厚い書籍ではないので、割りと早く読み進められた感想を持っています。
字の量も丁度良かったです。


値段比較をしてみた。

まとめ。


レビューでべた褒めするのも抵抗があります。
ですが、自己啓発書としてはオーソドックスな良書でした。この続編である実践編にも興味が沸いている最中です。

巷のレビューでは、翻訳が読みづらい等の酷評もあるようです。
また、一部分の誤字があった事は残念であったものの、それ以上に言わんとしている事の質の高さは読んで良かったと思っていますので、気にはさせませんでしたね。



むしろ変なセミナーに行って大金を使うよりは書物によって自己鍛錬のヒントを得る方が人生にとって有益だと私は思っています。
また「成功」というキーワードに躍起になるのではなく、宗教書や哲学書を読むような、人間の勉強をさせてくれるような気にさせました。

人間の活動は成功や金銭云々よりも、その源の精神的な部分にすべての結果があるとの一貫した内容。
それを一つ一つ満たしていく事が、望む結果を引き起こすのかもしれません。
それがステータスであれ、金銭であれ。
そして人間関係であれ。


あなたの色褪せない人生。その航海図に守護神を。


最後に:
 
自分らしく。あなたらしく。

この言葉は響きは良いですが、多くのリスクもあります。
個性や自由を謳う事をむやみに推奨するものではありません。それは私自身が事業をしていく中でも実感もしています。戒めてもいます。

自己を確立した上で、他人や社会に貢献していく道しるべの言葉として捉えたいと感じていますね。
本書のある一節に、そんな著者の思惑が隠されていたように思います。

人生の面白い点は、自分の感情的な欲求が満たされると、感情エネルギーと洞察力を備えた完全な人間として機能し、援助を必要とする人々を助けることができるようになることです。(p19)

これを読めば明日からあなたは変われる。
というような代物ではありません。

これまでにあなたが経験してきたであろう多くの理不尽や、移ろい変わっていってしまった心の中の正義。
それに愕然としながらの人生も現実かもしれません。私にも多くの絶望はあったように思います。

そんな中で、
それらに対して、今一度、自分の声を信じるキッカケと手段という最初の小さな一歩を与えてくれる書籍です。
今は小さいですが、やがて大きな一歩にもなります。


ここで今描いている、またはかつて描いていた願いを思い出してみて下さい。

何か浮かびましたか?

そのあなたの姿が、遠かろうが近かろうが、それは全く関係ありません。
著者はいつもそう教えてくれています。
ほんの少しのやり方で近づく術を身につけさせてくれていますね。

自分を信じるという、その喜びと豊かさを。
いつの間にか諦めてしまっている心に火を灯してみて下さい。

あなたの色褪せない人生。その航海図に守護神を。
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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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