ここまでお読み下さり有難うございます。
前編からの続きです。
2分でわかるガチな概要は前編で。
総合評価★★★★★(5.0)
(理由は前編の概要にて記述)
手にしたあなたが
「自分にも出来るかも」
と思わせる教材。
一見平凡な内容と文のように見えても、不思議と読み進められて核心に手が届くような感じ。
これがある意味コピーライティングのマジックと感じています。
ただ、最初に期待し過ぎると、平凡な文に拍子抜けも否めません。
ですが、コピーライティングにファインプレーは不要です。
流麗に書く文学作品とは元々の概念が異なります。
前編でそんな表現を純粋な気持ちで使いました。
もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。
繰り返しになりますが、コピーライティングには書く分野だけでは解決し切れない知識の横の繋がりがあなたに必要となってきます。
私自身も戒める毎日です。
作者の言葉を借りれば、
言葉は言葉から生まれ、人をその言葉で動かす真髄を思えば、「知らない」訳にはいきません。
伝えて書こうとする分野のリサーチを始め、様々な体験をして、誰よりも学ばないといけないと戒めています。
前編では主にコピーライティングに向き合うマインド面からのレビューをしましたが、後編ではそのリサーチを始めとする具体的な本教材の構成と、実践している上での感想に言及していきます。
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人生もライティングも3つに分けたら理解しやすいと気付く。
三大原則の数々。
偶然なのか、作者の宇崎恵吾氏はコピーライティングを各々の概念で3つに分けています。
数はともかくとしても、個人的には何となくでしかなかったライティングの流れをスッキリとさせてくれたように思っています。
具体的に言うと、
「成約の取れるコピーの三大原則」や
「コピーの流れは興味(関心)・共感(信頼)・行動」。
これは一例ですが、
このように分けたものを更に細分化して解説する流れで構成されています。
視点を少し変えてみて下さい。
私が特に印象に残り注目したのは「興味・共感・行動」の三原則。
これはコピーに限らず、人生全般に言える事なのではないかとさえ思っています。
そこで質問です。
あなたは人心掌握の本を読んだ事はありますか?
また、
あなたは恋愛をした事はありますか?
恐らくこの質問を読んでいるあなたの答えは「YES」だと思います。
何故このような質問をしたかと言いますと、
それら(他にもありますが)は全てこの興味から共感・信頼、そして最後に何らかの行動という順番ではありませんか?
一目惚れしてガッついてもいけません(笑)。
営業の仕事でも、契約や売上げを焦ってはいけません。
ただ何となく人と関わっていくのでは無く、常に相手の気持ちや行動を予測してその答えを探っていくわけです。中でもより身になる実践は「恋愛」だと思います。(p184)
コピーも同じで、
最初から売り込む事やそれを感じさせる台詞を使うのはタブーという事です。
何事も順番が重要。
上手な売り文句も殺し文句も、この流れが整って初めて効果がある事を教えてくれています。
全体の構成はベーシックに心理・リサーチ・実践。
これも私が見た三大原則です。
分量として一番多いのは・・・。

それは心理の項目です(ここは本教材HPの目次を見ればわかるかと思います)。
心理に関しては言うまでもない事に加えて前編で書きましたのでここでは割愛しますが、私が思うにコピーのプロとしての視点や本領を発揮しているのはリサーチと読み手の行動パターンの箇所でした。
この辺りの論説は目からウロコもあったので知っておいて良かったと思っています。
その2つの中の一つ、
リサーチ・・・と一言で言っても、具体的にはどのようにターゲット決めてどのように絞っていくのかの考察と展開方法です。
コピーライティングは極限までターゲットを絞っていく過程を活字にしていく為のもので、ただやみくもにライティングするのではなく、その絞る時間を重要視する。
絞られていかないコピーは、如何に意味を為さないかという結論をあなたも知る事になるでしょう。
どんな顧客にどんな商品やサービスを売り込もうとしているのか。
これが見えていない状態でコピーを書くような行為は、地図も方位磁石も持たずに見知らぬ海へ航海に出かけるようなものです。(p139)
作者が続けるには、あなたがそうして心理とリサーチを綿密に考える事で、今から書く事が出来る準備が整ったという事です。
今すぐにでもご自身の扱う商品やサービスを売り込んでいく為の素晴らしいコピーを書き始める事が出来る状況にあります。(p164)

私は過去にはこう感じていました。
あなたはどうでしょうか?
もし自分は違うよという事でしたら飛ばして頂いて構いません。大事なお時間です。
・・・たいてい(コピー)ライティングをやっていると、キャッチコピーおよびヘッドコピーの作り方はわかるにしても、そこからどう書いていったら良いのかという問題に直面しました。
シビアにトレーニングするうちに、確固たる”何か”が欲しいと。
もどかしさですね。
書く事自体は好きなのです。
でも、センスではなくて、原理に基づいたスキルにしたいと。
作者もある程度はセンスが必要で、センスで出来る事もあると認めた上で、それに溺れるのではなく、逆にそこを説明出来るのがプロで、この教材の価値になると言っていますね。
その気持ちは心に響きましたし、自身が願っていた説明だったので有難かったです。とても。
ただ、体得するには少し時間が掛かりそうです。
要するに、
何となく出来てしまうのもコピーライティングである事を否定はしないですけども(実際私もコピーのスキルが無いままで成約を取れた事はあります)、原理を知ったスキルとして身に付けるのは一生モノの確信になると私は思いますし、それを求めていました。
この教材はその確信を持たす・・・
とまでは言わないまでも、「コピーライターである確信に近付ける」手助けをしてくれているとお伝えした上での最後の実践編です。
コピーライターの本当の姿は?
そしてやるべき事は?

実践を経て、最後はコピーライティングにあたっての心構え(マインドセット)や大切な行動について触れていく流れになっています。
ここはまさに前編で語った
“ライティング道”。
他の物にはあまり見られないものでした。
時に辛辣で時に愛情のこもった作者の想いで締めくくられる事になります。
コピーライティングは言葉による説得です。
その目的を果たしていく上で、言葉はあくまでも「武器」の1つでしか無く、その目的を果たせるかどうかは、その武器を正しく使えるか否かにかかっています。(p183)
実践に関しては、今までのものをおさらいしながら読む事で理解が深まるように思い、私は継続してやっています。
書くに越した事はないと作者の宇垣氏も言っており、私自身も実際少しずつ記憶しながらです。
更には定着を重ねていく本教材の内容を確認する事の連続でもあります。
一回では当然無理ですし、何回も何回も。
書かねば見えてきません。

またオススメしても良いかなと思った書籍があります。
もしあなたが心理面でのコピーをもっと深めたい場合に限り、こちらの書籍を併用しても良いかと思っています。
私は併用して読む事が多いです。
ガチで独創的なレビュー:「現代広告の心理技術101」(前・後編)
ただ正直に言うと、判断が苦しい所もあります。
それはやや内容が被る部分が両書にはあるからです。
でも考え方を変えると、被るくらいに必要な事がコピーライティングにはあり、踏まえておかねばならない知識の証でもあります。

コピーライティングには知識の横の繋がり。
つながりを制する者がコピーを制する。
そう感じています。
値段比較をしてみた。
- これは情報商材ですのでインフォトップのみでの販売となっています。
一番の特典は365日間の返金保証です。
またその他にも添削を受けられる等の特典があります。
この教材を購入すると作者の方から様々なオファーがありますが、私はとりあえずこの教材のみをマスターしようとしていますので、それらのオファーには応えませんでした。
ただあなたが興味を持っているようでしたら、勿論一読の価値はあるかと思います。
The Million Writing (ミリオンライティング)公式HPへ(直接)
まとめ。
この教材云々よりも、
人生全般にコピーライティングを学ぶ事・身に付ける事は多くのメリットがあると個人的には思っています。
成長があるとすら思っています。
決して大袈裟な表現ではありません。
何故ならば、
人の心理を知ってわきまえた上で興味を引き出し、信頼を得て、行動してもらうという原理は、活字の世界だけではなく、話すコミュニケーション(オーラルコミュニケーション)を始めとして、恋愛にも使え、更にはSNSで独りよがりな投稿をせず一歩抜け出すという無限の応用が出来るからです。
裏を返せば、実世界と何ら変わらない世界がコピーライティングなのかもしれません。
特にこれからの時代・・・テクノロジーが進歩すればするほど、活字での伝達手段や広報が欠かせないものになっていきます。
セールスをする為や稼ぐ為のスキルという考え方も否定はしませんし、むしろ理に叶っていて賛成です。
でも何だかそれ以前に、実践をしたり学んでいく中でコピーライティングの真意を知る事・・・それによる人生の豊かさを得るのが個人的には楽しく思います。
誤字・脱字があったのが残念な所はありますが、コピーライティングの真髄に触れる事が出来たように感じています。
他の書籍や教材にはなかった味かも知れません。
考察は深いです。
マニュアルというよりはプロの視点としての教材。
概要で初心者向けではないと書いたのはそれが理由かもしれないと思い返しています。
例えて言うなら、
いろいろなレベルの草野球の選手がプロ野球選手にプロのレベルの感覚や技術を伝授される感覚に近いです。
それを良しとするか悪いとするかの判断はあなたにお任せします。
ただ知的好奇心は満たしてくれると言わせて下さい。
株式会社イーブックジャパン
ライティング道。その心は「ペンは剣より強し」最後に:
この教材でライティングへの考え方はシンプルになりました。
複雑なものを平凡な内容で整理してくれている気がします。これは良い意味です。
自身の事業の中でSNSの投稿や広告作りに使ってみて、反応の変化はほんの少しずつですが見られます。
大きく変わったっ!と言いたい所ですが。
でも少しずつでいいんです。
また、何となくやっていた時のものと比べると、何がいけなかったのかが心理・技術両面からわかります。
逆に何が良くて成果に結びついていたのかも分析出来るようになりつつあります。
「ああ、これは○○だから、売れたんだな」と。
私も別の分野で専門職・技術職をしていると度々書いていますが、そういった事をわかった時に初めてスキルに昇華されていく感覚がわかりますね。
冒頭でも触れましたが、この教材の価値を価格以上のものにする為にライティング道を歩み続けて下さい。
その心は、ペンは剣より強し。
ライティング道。その心は「ペンは剣より強し」。
「ガチで独創的なレビュー:「The Million Writing (ミリオンライティング)」(後編)」への1件のフィードバック
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