「コンテンツ・マーケティング64の法則」は、タイトルで誤解を招くけどWEBライティングの本だね。



ひとまずコンテンツマーケティングは忘れましょうか。

比重としてはそれよりも、あなたがより良いコンテンツを作るために必要なWEB用ライティングの本です。

「コンテンツ・マーケティング64の法則」
(ダイレクト出版へはこのリンクから。それ以外は下記へ)


サブタイトルにある
「売りにつながるオンライン記事の書き方」
というフレーズを重視した方が良さそうです。

一言だけ追加するのならば、特別「売る」ためのものでもありません。
そういったセールスライティングではなく、情報を伝えるための記事をシンプルに書くWEBライティング。

そして一番は、愛されるライティング。

個人的にコンテンツマーケティングもしていますし、そのライティングにも興味があり学びたい思いから購入するに至りました。
今回は導入編。ガチレビューは後ほど。




原題は
“Everybody Writes”


そもそもタイトルにコンテンツマーケティングの「コ」の字も出て来ません。
もしコンテンツマーケティングのやり方を学びたい場合にはこちらの書籍がオススメです。



「お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方」


具体的なマーケティングの方法が満載。
動画も音声もライティングも全て。

実は両書とも、著者は同じアン・ハンドリー氏。
「お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方」の方でも、ライティングに関してザックリと触れていますが、その部分を独自に特化して深めている書籍が今回のものです。

姉妹本のようにも感じさせます。

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コンテンツマーケティングのためのライティングとは。


最初に書くための筋力作りと称し、その心構えから入る丁寧な印象。
それからどのようにアイデアを出し、活字に向かうかを手取り足取り。

大抵の人は平凡な文章から脱却して、もっとすばらしい、読者のことを第一に考えた文章を書く能力を持っている。ただ必要な筋肉を鍛えていないだけのことなのだ。(p7)


冒頭ではアメリカンな表現も多く、ややまどろっこしさを感じさせますが、よくよく読んでみると書くことに対して私達が抱きやすいネックを和らげていきます。

まず書くこととは何か?
どうすれば良いのか?


そんな漠然とした問いにも答えながら、序盤ではブログやSNS等の手段に関係なく基本的な内容が続きます。

アン・ハンドリー氏の強調すること。


相手への共感。相手が主体。



読み進めていくと、この部分が強調されていきますね。
印象に残ります。

これはコピーライティングのテクニック全般でも触れられているものですが、相手が主語で、相手にとってどうかという視点。
そこに徹底。

読者と立場を入れ替え、自分の書いたものを疑いの目を持って読んでみよう。自分の頭から離れ、読者や顧客の頭の中に入り込んでみるのだ。手加減せず、徹底的に、しつこいまでに読者の視点から物事を考え、あなたが読者に与えている経験を共感するように努める。(p69)


愛される記事へのヒントの数々。
この視点は出来るようでなかなかに難しい。

ライティングの本をそれなりに読んできたとしても、わかっているけどわかっていなかった気持ちが少しずつ沸き起こる感覚を覚えさせます。

また序盤で印象に残った他の所は、




上手なライティングの事例が役立った。


書き出しの例は真似したくなる。

例といっても、前半のごく一部ですが、そのバリエーションは使ってみようと思わせます。
著者の知るライターが各有名誌に載せた言葉の使い方やアイデアは、人の心をつかむのには必見です。

実際に思わず「上手いよなー」と思った私がいます。

そしてコンテンツ・マーケティング64の法則。


ひたすらに必要なものが、番号を付けて続く構成。



その一つ一つに対して、詳細な解説をしているところに好感を抱かずにはいられません。
ただ時折、やや実感の沸かない話が現れることを考えると、初心者向けではないのかなという気持ちになっていきます。

深い洞察で大切な原理が書いてありますが、いきなり本書を読むのにはちょっと疑問符が付きますね。
また64の法則の中でも、必要不必要の箇所が分かれるのは致し方ありません。

ある程度、書くという行為をWEB上で行ってきた人が、更にそのスキルを強固にするにはベストだと言わせて下さい。
そして時に原点回帰。

改めて思い出させる気付きは多くあります。

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あなたも私も立派なブログのライターに。


そして、編集者または出版社にも。

書く立場としても、人のものを編集する立場としても書かれていくところに、今後も永く使えそうな予感を残していきます。
そのどちらの立場で見るにしても、著者の愛が感じられますね。

ライティングが好きなのでしょう。

相手にとってわかりやすくシンプルに書くこと。
そして先ほどの共感。



読んでくれる方達への敬意と愛にあふれ、一貫。
何をするにしても大切な事です。

64の法則の前半約半分が基本事項。
その後はストーリー作りや出版作業という実務的・対外的なことにシフト。
大きな広がりを見せていきます。

加えて、SNSやブログに代表される実際に必要となる活動。
個人的にはその部分に興味がありました。
メディアでのライティングをより良くしたいと。


「お客が集まるオンライン・コンテンツの作り方」とペアで良かった。


コンテンツに関する著書が多いアン・ハンドリー氏。

私事の結果論にはなりますが、前作を読んでからの本書は良かったと思っています。

勿論、あなたがWEBライティングのみを学びたいのでしたら本書のみでも十分です。
WEBライティングに関しての総合力の高さを、今のところ感じさせます。

そして軽く触れていく中で、あえて1つだけ思うこと。
それは、



具体的なノウハウではなく原理を書いてあるので、噛み砕くプロセスは必要に思えます。
その意味では骨太の書籍ですね。

もっと読み込んでのガチレビューを後ほどしますが、面白さを感じているので、スイスイとページが進んでいきます。
64個が一つ一つ区切られていることもあり、完結型で読みやすいのでスイスイと。

ちょっと、ガチレビューの前に立ち読み。


WEB上に書くということへの見聞が広がっていくような気持ちも付け加えたいところですが、もっと言うと、普段のライティングにも難なく使える考え方ではないでしょうか。

書くということにかなりクローズアップし続けています。

ここで「コンテンツ・マーケティング64の法則」を見たい
(ダイレクト出版へはこのリンクから。それ以外は下記へ)


レビューが気になり見ているあなたに。


どんな本だろう?
サクッと導入編のあとは、7分でもっとわかる
前・後編のガチレビューを一応見ておきたい。

もしそんな場合はこちらがオススメ。


「コンテンツ・マーケティング64の法則」を見たい
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コンテンツ・マーケティング64の法則

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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

「コンテンツ・マーケティング64の法則」は、タイトルで誤解を招くけどWEBライティングの本だね。」への8件のフィードバック

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