ガチで独創的なレビュー:「ウェブセールスライティング習得ハンドブック」(後編)



ここまでお読み下さり有難うございます。 
前編からの続きです。


2分でわかるガチな概要は前編で。

総合評価★★★(3.9)
(理由は前編の概要にて記述)



初心者向けの手引書。

セールスライティングを手取り足取り。
そう捉えると本書はシックリ来ます。



その為、人によっては良書にも悪書にもなり得るので、本書の評価は難しいという視点からレビューを開始。


セールスライターの仕事とは何?から始まる懇切丁寧な内容。
マーケティング等の話もありと、横の繋がりは豊富です。
その意味では初心者向けに★★★★(5.0)の評価をしました。


一方でもしあなたが、自分は初心者ではないという方にとっては、このレビューはお役に立てません。


前編ではそんな入門編である事の強調と横の広がりに焦点を当ててレビューしました。

もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。





テクニック寄りの本。
「現代広告の心理技術101」の類の本では、広告やコピーを学術的に捉えます。

そして、その基本原理から学ぶような感じでした。

本書はより具体的な例や流れで、ゼロから段階を踏んで書いてあります。
深さはそれほど感じません。入門編と考えるとその必要も無いでしょう。

後半はマーケティングやリサーチを終え、文章のパーツごとにどう接していくのかの話に移っていきます。

スポンサーリンク

セールスライティングの前に、
愛するまで調べる。

 

その商品に惚れ込むぐらいリサーチすることが必要です。
セールスレターやセールスコピーは、情熱、パッションが命です。
この商品がすばらしいという確信が持てるようになるまで調べないと、その商品のよさが読み手には伝わりません。(p136)


あなたはこれから書くものに対して、愛を感じていますか?
著者はリサーチの重要性をこのように説いています。これには心から同感です。


好きになったり精通していないと、
人の行動を起こさせられるようなライティングは出来ません。

これはライティングのみならず、ビジネス全般にも言えます。

どこかに無理や嘘があると、それはたとえ活字の上からでも相手に伝わってしまうものです。
リサーチというのは、愛情を持つという健全な自己イメージの作り方と言い換える事も出来そうですね。

愛情を育むその時間、あなたは作っていますか?


私の経験談になるのですが、
最初はそれほどでもなかった物でも、調べていくうちに愛着が沸いたり、今まで以上に良さが見つかったりという事が頻繁にあります。
このサイトでも、それほど良くないと思っていた書籍が、数回に分けて熟読していくうちに「実は良書だった」という事もあります。

やってみるもんですね。
その感覚を覚えてから、リサーチに対する考えも変わっていきました。

そんな中、得た情報ですが、



売れるセールスライターほど
リサーチの量やジャンルを越えた読書量が
圧倒的だとの事です。


その仕事は書くだけにとどまらず。

現実世界でも、お客さんも目が肥えている。
場合によっては売る側よりも知っていたりする事なんてザラです。

その牙城を越えるには並大抵の事ではないと、私も普段から感じています。

愛情や知識、そして造詣を深めていくという作業はライティングのスキル以前に必要となる登竜門だと著者は教えてくれています。

※似たようなテーマで記事を書いています



コツさえ掴めばセールスライティングは楽しい。

 
最後に文の構成へと入ります。

本全体の流れとしては非常によく計算されている事に好感。

前編で形容した「3日間のセミナー」を受けてるような感じでした。
入門編なので、物足りない所は徐々に感じてきてしまう懸念もありますが、一つ一つの階段を上るイメージがピッタリ合います。


ヘッドライン・オープニング・ボディ・・・



それぞれのパターンを列挙してあるので、今でもどれを使おうかと眺める事がありますね。
つまる所、ライティングの構成は「書く」よりも「作る」「構築する」という意味合いで捉えて、パズルのように扱うのがベスト。

これに改めて気付かされます。そこがある意味作家との違いです。
ライター脳と作家脳。
スタイリストとデザイナーの違い。

ライティングは才能ではなく、身に付けていくスキル。


コツを掴む事が先決で、それが一生目減りする事の無いものになるという所でしょうか。
私も専門職をしているからよくわかります。

スキルとして体得するには、
基本の基本を丁寧に、
飛躍もせずに順を追って知る事が絶対条件で、
一朝一夕にはいかないです。


人間の悲しいサガで、どうしても高望みをしてしまうのもありますが、そこは戒めです。
そしてライティングも、まずは好きになる事でしょう。
好きになると一歩一歩が苦になりません。

本書では向き合う姿勢や、セールスや稼ぐ事のマインドも一貫して盛り込まれています。


ここで、ちょっと立ち読み。



学術書とは違い、難解ではないので手に取りやすい事も最後に付け加えさせて下さい。
スペックを言えば、本当にハンドブックという大きさです。


アマゾンでは賛否両論激しいですが、私は良い入門書と思うのでこの本からステップしていきましょうか。
そしてあなたもいつかはこの本から卒業して下さい。

スポンサーリンク

 

値段比較をしてみた。

まとめ。


初心者向けの本と割り切ってレビューしました。

手取り足取りの手引書という印象は変わりません。
これが良いか悪いかは読む方の進捗度によって変わってくると思います。

ここまでお読み頂いたあなたは如何ですか?


ただ、ある程度慣れてきても、初心と基礎の反復の為に振り返りたいと思う本。
そしてマスターした後は全く見る事も無く、卒業する目標が個人的にはあります。

その上で、ライティングをもっと良くしたいという方は、この本を通り越して「The Million Writing」等の方がいいでしょう。
今でも色々と探しています。

私は今ミリオンライティングを実践中ですので、それ以上のコメントは控えます。
いい加減な事は言えません。こちらでも触れています。



意外とマインドについても書いてある本書で印象に残った事。
この本の話題が、やはり途中に出て来ました。





著者が言うには、

セールスライティングも広告も人を動かすものだから、その概念を知らないと良いライティングは出来ない。

まずは自分がどのような人に心を動かされるか。
特別な技術・才能云々ではないんですね。私も実感します。

日常生活の中で、どのようにして人の心を掴んだり、人の心を動かすのか。
その為にはまず、自分が心を動かせる人間にならないといけない。

それは常に良く考させられます。そして向き合わされます。



セールスも人を知らないと出来ません。人の心も知らないといけません。
作家のように、思った事を書いて表現していくのとも違う。

だから、セールスライティングを鍛えるに並行して、ビジネス書界の古典と言われてもいるカーネギーの本も読んでみては如何でしょうか。



「人を動かす」

スキルも大切です。しかしそれ以上にあなたにとってただのスキルに終わらない深さを習得出来ると信じています。

私も愛読書にしていますので、もし宜しければレビューも参照してみて下さい。
あなたのお役に立てると思います。


そして、言葉や文に親しむ。
とにもかくにも言葉に触れて書かないと上手くはなりませんね。戒めています。


最後に:

こんな事を言われた事はありませんか?

文章が上手くなるためには本を読めと学生時代に言われた事。


私は、違うと思います。
何故かと言うと、単純に文章は書かないと上手くならない。そう思います。

野球の本を読んだからといって、野球が上手くなるわけでもないし、

英語の本を読んだからといって、英語がペラペラになるわけではない。


本を読む事は見聞を広める為にはとてつもなく大事です。
更には文章のリズムを覚えたり、言語感覚を磨いたり、読むのが早くなったり、語彙が増えたり。
そして何より知識が増える。

メリットは山のようにありますが、読んだ「だけ」では上手くならないです。


故に間違っていると思います。
習得する為に必要な、やるべきトレーニングをするという簡単な論理が必要です。

だから、書きましょうか。何でもいいのです。


特に現代はLINEなどの短文の文明なので、言葉や文から離れていると思います。

そんな中で、ライティングの能力があるというのは貴重な戦力。

自身の事業の中でも、メールのやり取りで文が上手いと得をする事も多いです。
それと字が綺麗な事。

ましてこれからの時代はデジタルが多くなるからこそ、文章での伝達が圧倒的に多くなると思っています。
だからライティングに長けている人が生き残るのかなと考えてみたり。

そんな事を小学生に言ってみたり。

言葉と文章に親しみましょう。
綺麗事ではなしに、必ず良い結果があります。
世界の全ての文明も歴史も、言葉と共に歩んできましたから。
スポンサーリンクスポンサーリンク


 

こんな記事も読まれています。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

ガチで独創的なレビュー:「ウェブセールスライティング習得ハンドブック」(後編)」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)