広告の神様の名著、図解が嬉しいデイヴィッド・オグルビィの「「売る」広告」。



広告は心理学。
だけど活字で学ぶ事に疲れたら・・・、
楽しくなる図鑑。


デイヴィッド・オグルビィ氏の
「「売る」広告」。

早速手に取り眺めてみると、
心理とビジュアルのバランスを追及する事が広告のクオリティを上げる。

念願叶って入手したこの本の紹介も兼ね、一歩先に歩み出せるよう努めながら、つくづくそう感じたというテーマで書こうと思います。
心理とビジュアルのバランス。


あなたも知っていて下さると嬉しいです!
と言っても、私が言うまでもなくご存知かもしれませんね。


広告の神様と呼ばれる
デイヴィッド・オグルビィ氏。


その神様の手法と思想を知りたい。そう感じました。


何故ならば、
他の広告の書籍の中でも頻繁に彼と彼の著作が薦められていたのを覚えていました。

最初のキッカケとして私が知ったのは、こちらの本で著者のドルー氏が薦めていたのと、



「現代広告の心理技術101」


ダイレクト出版からの月刊誌にて、敬愛する書として取り上げられていた事からでした。
その後、彼の仕事への姿勢に興味を持ち、個人的にリサーチを重ねて読んでみようという流れです。


先の本のレビューでも取り上げました。


この本は元々30年ほど前に発行され、その後も改訂を重ねながら受け継がれる事となったロングセラーでベストセラーです。

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ビジネス書とは違い、広告の図鑑。


実際に彼が手掛けた広告が沢山。
これがポイント。

個人的に嬉しくなったのはそこでした。

読む事があまり苦にならず楽しめる感じ。
でも、文章はギッシリあります。

アメリカのものですので、手に取れるリアリティーが何処まであるか疑問ですが、原理は同じ。


私事ですが、仕事柄広告やグラフィックには以前から興味があります。
また事業をしていく中で、常に売る原理・印象に残る原理を追及してきたように思います。

その好奇心は今もなお尽きません。
そんな訳でテンションが上がります!


もしあなたがこれまでに広告やコピーライティング関連の書籍を読んだ事があるならおわかりかと思いますが、それらは心理学的要素を学ぶ事が多く、学術的なイメージでした。


勿論それは一から原理をしっかりと学ぶ上で非常に大切ですし、何ら問題はありません。

本書も広告に対する解説や考察が書き連ねてあります。


ただ個人的にはやはり
一番は実際のものを見てみたいという欲望が常に心の底でありました。

広告関連の書籍を読んできて、あなたは如何でしたか?


心理学を学んだりセールスを学んで、
実際のものに出会う事は街中にはあっても勉強の中では無かったので、学んできた一連の事がスッキリしそうです。
特に洋書はストレート。

一方で、


日本のものの図録も多く見てきたけど・・・。


我が祖国、日本のものを否定しません。決して。

敬愛するクリエイターもいます。例えば亀倉雄策氏。
1969年の東京五輪のポスターを手掛けた人物です。

ただこの方は日本を代表するグラフィックデザイナーである事が示しているように、日本の図録等は(勿論全部とは言いませんが)ストレートに「売るっ!」というよりもグラフィック寄りに近いような気がしています。

そういう本を選んでしまっていたのか?


グラフィック寄りである事実があったとしても、それは悪い事では全くないですが、
そこに行き詰まりを感じた私の中では、もっと原点を学んで人を動かす訴求力を知りたいと悟り、洋書を手に取った歴史がありました。

特にアメリカは民族意識や歴史的背景も含めマーケティング大国であるからこそ、ヒントを探しました。


そうして学んでいく中で、当時知った広告の二つのタイプ。

それは、

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広告にはイメージ広告とレスポンス広告がある。


私なりに言い換えれば、
グラフィックと訴求。
もしくはビジュアルと心理。

その二つの広告の意味を言及するのはここでは控えるとして(こちらのレビューと被るのでご容赦下さい)、

今となれば当たり前に思えてしまうこの概念も、知っているつもりであやふやだったかなと感じています。
本書を手にしてそんな事を思い出しました。

学び出すと世の中の広告にも目が行ってしまいますけれども、概ね企業の大小を問わずこれらを使い分けていますね。
あるいはそれらを融合させたものも存在します。
どちらにも人を動かすインパクトや理由を考慮に入れないと広告の意味を為さない。


最近見た具体例はこれです。ふと目に止まりました。



こちらのレビューの後編で詳細に触れていますので、ここでは掲載のみとさせて下さい。

ガチで独創的なレビュー:「現代広告の心理技術101」(後編)


同様にオグルビィ氏の仕事からも、その二つを考慮に入れたCMや企業広告の実際の作品が列挙されています。
単純に見ていて楽しい。



「私の書いた広告を「クリエイティブ」だなどと言われたくもない」。



広告は情報メディアだ。(p7)

この言葉から始まる本書には、
図寄りに考えていた自分を戒めて心理を学び、再び図を通して見る進捗を感じさせる喜びを感じています。

また、生の製作現場を垣間見る感じです。


両側面から見させてくれる事で、あなたにも広告の深みを提供するのではないでしょうか?
私も活かせるようにもっと学びたいっ。

絵が言葉になって、言葉が絵になる情報源としての広告の神様の考えに触れてみようと思います。


追伸。ここまで読んで頂いたあなたに。


ちなみに彼および彼の会社は小さな広告会社から世界4大広告会社へと成長させた歴史を持っています。
その部分でも興味がありますね。

ビジネスの成長物語の視点でも読もうと思っています。


「「売る」広告」(新訳)を見たい
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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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