ダサい店から買いますか?
ブログやHPというものも店舗と同じ。
私はそう思っていますが、あなたは如何でしょうか。
この記事の後半部でそんな表現を使いました。
こちらでは知識や情報の源が店舗であるとのコンセプトで展開しましたが、今回はビジュアルに関する事ですね。
WEBの事を学んでいくと、必ずこのデザインとのバランスという部分のジレンマに行き着きます。
もしあなたが何かHPを作り、運営していても、どこまでデザインに凝るべきか、時間を掛けるべきかの葛藤に一度はぶつかった事があるかもしれません。
そこで、デザインを仕事としてきた人間として考えてみます。
デザインの影響とその重要性。
そしてデザインの意味そのものを。
お役に立てましたら幸いです。
デザインは見た目だけを指すのではない。
とデザイン論を展開すると、マニアックになったり、脱線してしまうので止めておきます。
ただ、冒頭の「ブログやHPは店舗と同じ」と言うのならば、店はどんなものかを考えてみると、答えはいろいろ出て来るかと思います。
どんな事でも、その理由から考えてみる事には沢山の発見が。
店はどんな場所でしょうか?
そこから考えてみましょう。
Contents
招き入れてもてなす気持ちを表現する場所。
実際に商売をする中で、そう感じています。
勿論他の捉え方もあるでしょう。
ただ、そう考えるとデザインを凝り過ぎる意味に特別前向きな考えはありませんね。
カッコが良いかや綺麗かというよりも、その気持ちが表現出来ているかという部分がデザインかと思っています。
そんな訳で、もてなす為に桜の花を飾っておきました!
だからデザインは見た目を指すのではない。
広告も同じでしょう。
何が求められているのかの根本を見つめる事が、デザインのスタートになると言わせて下さい。
招き入れる、もしくは招待して楽しんでもらうというシンプルな気持ちが答えを出します。
どこまでやればいい、どこまでやれば綺麗という杓子定規の話ではありません。
その気持ちが結果として、綺麗なサイト作りになったり、デザインに取り掛かるモチベーションに。
個人的には、まずどうしたいのかを考える事を重視してデザインに向き合うようにしています。
またそれは、人対人であるビジネスの根本的な問題の参考にもなりますね。
モチベーションは、厳しいけど嘘をつかない。
そのモチベーションから現れるクオリティーは必ず画面を通してでも伝わってきます。
その逆もありで、外見だけ取り繕っても中身が伴わないと、顧客様は付きません。
このサイトに辿り着くまでにも試作として何個もブログを製作してきましたが、明らかに最終到達地点の方がPVやリアクションはイイ!Googleの手応えもイイ。
勿論そこに行き着くまでにいろんな実験とリサーチはしましたが、こうも変わるものなんだなと勉強になっています。
精神論に走るつもりは毛頭ないですが、その気持ちの部分が大きなキーワードになる事は、決して見過ごす事の出来ない事実です。
考え方から入ったので、
若干抽象的になりました。
では、具体的にどうすれば良いのか?
まずその前に質問をさせて下さい。
あなたはどんな店舗が好きですか?
ちょっとお気に入りの店を思い浮かべてみて下さい。
私だったら、こんなお店が好きですね。
それは、
気を配っているかいないか。
たとえ店が古くても、新しくても、また目立つものでなくても。
ファッションも同じで、流行のものや格好の良いものも否定はしませんが、行き届いているなと感じさせる人を個人的にはお洒落だと感じます。
ならば、気を配っているなと感じる店舗の特徴は?
商品が見やすく、整然と並べられていて、種類分けされている。
店員さんの商品説明もしっかりしていて、清潔感のあるユニフォーム。
品揃えも、言うまでも無く豊富。
床も綺麗でスッキリ。
これは一例ではありますが、恐らく大抵の人がそんな部分を判断材料にしているのではないでしょうか。
その判断を自身に課してみます。
当然の事ながら、それが出来ていない店舗もHPもお客さんは来ません。
WEBに照らし合わせてみる単純作業。
欲しい情報に辿り着きやすかったり、細かにジャンル分け。
コンテンツの量もさる事ながら、品性のある言葉のセレクト。
見やすくイメージしやすい写真。
古い情報は掃除の如く更新。
いろいろと学んでいく中で、Googleがその部分を判断材料にしつつあるのも大いにうなずけます。
実はGoogleだからと特別視するのではなく、実店舗でも当たり前の事柄でした。
また、それらはビジネスの基本原則の1つでもあります。
インターネットの情報はお茶と同じ。
実店舗の運営サイクルはシビアです。
場所を借りたら、入るにも出るにも金銭も手間も掛かります。
一過性の裏ワザで店は維持出来ませんし、そんな事をすれば信用もされずお客様も付きません。
得た収益をお客様に還元していく事も必要。
お客様が来たら、収益の中からコーヒーの一杯でも出す(笑)。
例えば、行列の出来るラーメン屋で、行列を作っているお客さんに水や麦茶を配っているのも見た事があります。
あなたにはありますか?
「並んでいてくれてありがとうございます。そしてお疲れ様です。もう少しお待ち下さい」
それも勿論経費です。
その姿を見て、だからこそ行列が出来るのだろうし、還元出来るサイクルなのだなと感じました。
流石にオンライン上ではお茶やコーヒーは出せません。
ですが、物の問題ではなく、インターネットなりの還元方法を考えるに至るプロセスは同じではないでしょうか。
インターネットで言う「お茶」は情報?
閲覧者にとって商品でもあるし、還元していくもの。
度々ここでも触れていますが、インターネットの世界では裏ワザ的なものもある事は否定しません。
ただ、シンプルに店舗と同じと考えれば、裏ワザで店舗は維持出来ません。
WEBの用語も実店舗で考える。
PVという横文字は来客数。
滞在時間は店舗を散策する時間。
直帰率の高低は、店に入って気に入ったかどうかの指標。
60%代ならば良い方だと言われます。
実際の店舗でも、10人中4人が気に入って店舗で時間を使うのは、現実的にはすごい事です。
特に物販では。しかもその4人が買うとは限りません。
飲食の場合は、入ってきてさえすれば金銭は落とします。
またWEBでライターを増やすには、しっかりとした商品説明が出来る人材を確保する事と等しいです。
本質的な理由は、人の世界だから。
インターネットビジネスでも、ごく普通に人対人という原点に立ち返って、昨今のコンテンツマーケティングの考えに至りました。
そこで、デザインにこだわるのも、そこに必然性があるのならばやるべきです。
お客さんを喜ばすものならばやるべきです。時間を投資するべきです。
もしそこにその理由が無いのなら、違う事に時間を使った方が人の為でしょう。
ビジネスをクリエイトする。
デジタルの手段やデザインの手段が増えてくれる事は可能性が膨らみ、とても嬉しい事です。
ただ、デザインに身を投じる身として、見た目を良くする事だけがデザインの本質ではありません。
それを知った上で溺れる事無く、駆使出来るのだと感じています。
結果、それが来客数(PV)に繋がっていく。
人の喜びになっているという事。
まとめとしては、
- デザインとクオリティーの追求は、もてなそうとする気持ちから始まる。
- HPは実の店舗と同じ。そして、実店舗の方がシビア。
- 最近のコンテンツマーケティングは、実店舗の原理が、やっとインターネットに応用されるようになって、人々が気付くようになっただけ。
もしかしたら、インターネットの世界も行き着く所に行き着いたのかもしれません。
どの文明も行き着く所まで行き着くと、人や生き物そのものに焦点が当たるようになる事は歴史が証明しています。
かつてのアールヌーボーのように。だからこんな記事に続きます。
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「ブログもデザインとクオリティーでPVは変わる、その本質的な理由。」への4件のフィードバック
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