比較論といっても完全に個人の独断です。
そんなに大それたものでもありません。
ただ熟考する日々の中で、素朴に感じた事を織り交ぜていきます。
それがただの独断ではなく、お読みのあなたにとってやがて何らかの指標となって下されば嬉しく思います。
事業をする上で一つの転換期となったビジネス洋書との出会い。
そして感じた、
洋書と和書の比較。
最初にお伝えしておきたい事があります。
これからお話する事は決して甲乙をつける為のものではありません。
それは何の意味も無い事です。
それぞれに良さがある事を、綺麗事ではなく踏まえた上でドライに展開しようと考えています。
このようにしてビジネス関連の洋書に出会ったというキッカケはこちらでお話しました。
それらの洋書に対して、これまでには無かった感覚を覚えた事は確かです。
それは、
Contents
刺激が欲しいの。
あなたはどちらを読まれますか?
また、どういう印象を持っていますか?
この場合洋書といっても、ここでは言うまでも無く日本語に翻訳された本の事を指します。
訳された小説やアート関連のものは、私はこれまでの半生で何度となく読んできました。
そして、最近のビジネス洋書。
半端者ではない専門家が、ガチで書いている迫力を感じます。
「売れる本」というよりも、
後世に「良い本」を残そうとする愛情も。
多くの読者への励ましの台詞にも見られます。あなたも目にする事があるかも知れません。
それは、その本を書いた事への責任感や覚悟でしょうか。
「この本を読んだからには、良くなってもらいたい」と。
だからこそストレートで内容が濃い。本当に濃さは感じます。
では、どんな濃さか?
※参考文献:「ビリオン・カンパニー」
学術的かと思うくらいに分析や実践に長けているものが多い印象です。
長い時間を掛けてでも、最終的には読者に役立ててもらおうとする姿勢が伝わってくるんですね。
それ故に、最初は読むのが大変でした。
今も、場合によっては苦労するものもあります。
それも一つの修行です。
こちらも心して掛かる。
本来ビジネスの世界というのはそういうもので、あとはビジネスへの考え方の違いなのでしょうか。
そんな事を繰り返していくうちに、
同じ金銭を掛けるなら並みの本では飽き足らず、
いつの間にか、
刺激が欲しいの。
そんな判断基準が出来てしまう自分に気付きます。
当然、難点もある。
その迫力と刺激を知ってしまうと他の物が物足りなくなっていくのが怖いです。
そして事実です。
決して私は欧米崇拝をしてはいませんが、
マーケティング大国の、特にアメリカの本気度は見るべきものがありますね。こうしないと闘えないんだなと。
歴史や国の背景を顧みると、発達した所以やバックボーンもわかるような気がします。
しかし、ただ単にベタ褒めする訳ではなく、
その一方でいくつか難点も感じています。
巷でも言われていますが、
わかりにくい部分が出てきてしまうという事です。
わかりにくいという事は、
イメージしにくいという事です。
元来バックボーンが違うものを読まなければいけないので、脳内で自然に起こるイメージに時間が掛かる事です。
プロが翻訳したものである事は当然であっても、妙な言い回しが多い。
言語を越えた真意に辿り着くのには、手こずる時もあります。
したたかに歴史を学べ。
でも、気にはしないで下さい。
そこは事実であっても、私は重要に思っていない部分もあります。
何故かと言うと、
「人間みんなやる事は同じ」
と思うからです。
つまり、ビジネスの基本的な事や、基本原理は不変。
それと、どう噛み砕いて活用していくのかは、結局の所自分次第と思っているからです。
アメリカに関しては、マーケティング大国になったその理由や、
広告産業が発達した経緯、交渉により領土を広げていった背景。
どの国でも何かが栄えて、そこには何らかの必然的な理由がある。
そういった史実を鑑みれば、学ぶべき事や得るものはあります。
そこをしたたかに考えていく事もビジネスの世界で必要なのではないでしょうか。
ゴールを決めないと。
いつでも基本原理にクローズアップ。
そして概念を考えさせる。
ここで質問をさせて下さい。
「ビジネスは何するものですか?」
※参考文献:「インターネットビジネスマニフェスト 完全版」
私も当初、考えさせられました。
今でも自問自答です。
洋書は実にハッキリしています。
著者の中でもいろいろなタイプがいるから面白くもあり。
先程の答えは、当たり前と言えば当たり前なのですが、
「金銭を稼ぐ為のもの。」
でも、その一言に辿り着くには深い道筋を辿らされました。
恐ろしいまでにクローズアップしている証ですね。
サッカーに例えると、
日本はいつまでも決定力不足と言われています。
サッカーで大事なのはどうやって点を入れるかを逆算的に考える事で、組織力を盾にボールを上手く回す事ではないような考えに近いかもですね。
「ボール回しはいいから、点を取ってくれ」と。
ある書物の言葉にもあったように、ビジネスのゴールは利益を得ること。
これは奇麗事でも廃棄物でもなく、目をそらしてはいけない事実。
ガンバレ、ニッポン。
そのゴールが明確な上で述べられているという点、
言い換えれば原理を伝えている書籍が多い事では勉強になっています。
そこで、和書とどう違うのかということにも言及しないと無責任かもしれません。
和書にはここまでの迫力や掘り下げあったかなと。
小手先の事よりもビジネスや物事の原理に迫るような。
セミナーと学部の授業くらいの差異はあるかも知れません。
冒頭でも言いましたが、どちらが良いという事には興味がありません。
誤解はしないで下さい。
ただ個人的には、
生きる為に、また、学ぶ為に、
どこのものであれ、
ビジネスや物事の核心に迫るような迫力のある内容を求めている自分が現在はいます。
それだけ本気です。
和書にもお世話になったものが沢山あります。
それも心からお伝えしたいと思いますし、各々の良さを学べば良いんです。
物事は適材適所。
その見極めもスキル。
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「ビジネス洋書と和書の比較論。こんな違いを素朴に感じています。」への3件のフィードバック
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