「あなたの才能をお金にかえる49の言葉」は超ハンディタイプのプロ意識養成講座。



お金は結果論。

その前にまず、プロ意識を養いましょう。


そんな趣の本です。
「あなたの才能をお金にかえる49の言葉」

このハンディというのがポイント。

最初は自己啓発書と思っていましたが、どちらかというと仕事論と言えますね。
このような心掛け・心構えで仕事をする事が、結果として金銭に換わっていくよと問い掛けられているようです。

プロ意識ありますか?

このように自分と向き合うことが、一流への道なのでしょう。
あなたが心を砕いて仕事をしていれば、それに気づく人がきっと現れます。(p41)






超ハンディタイプの本。


このサイトではめったに本のスペックについては触れないのですが、今回はお読みのあなたに重要だと思い言及します。


その理由は?

正直に言ってしまいますと、この類の内容の書籍、
 ー つまり才能を活かして夢も仕事も充実させる為の内容のものは、和書・洋書問わず多くあります。
そして内容が深く、分量も多く、値段も張るものもあります。
勿論それらは値段なりに、永く手元における名著揃いです。

一方で本書は、内容も値段も大きさも超手頃。
励みにもなり戒めもあるのですが、全てが手頃。

主観ですが、カバンやポケットに入れてサッと取り出し思い出すような使い方。
名著をじっくり読むのなら、投資して他のものという考えが起こったのも否定出来ません。そしてその紹介もします。

もしあなたが、プロ意識をいつでもどこでも呼び覚ます為に手軽に読めるものをお求めなら、読み進めてみて下さい。

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49の言葉の終わりには、偉人の言葉。


古今東西問わず引用。

この構成のものは良く見受けられます。
見飽きている感情が起こるかもしれませんが、心理学的にもコピーライティング的にも説得力を増す為に、このやり方はありです。
何だかんだ言いながらも、勉強にもなるし、知的好奇心は満たしてくれますね。



気になる全体の流れは。


仕事への取り組み方・才能・夢・メンタルトレーニング。

目次とは視点を変え、個人的に思ったのはこの分類です。
読み進めての率直な印象。



その前半部では、特にプロ意識を見つめさせられる心持ちになると思われます。
これらはその後の展開の土台にもなり、金銭を生んでいくにあたってのあなたの大切な心の資本になると伝えさせて下さい。

仕事の流儀とも言えます。

最低でも、数千時間はかけないとプロにはなれません。
(中略)
ときには、10年計画で自分のライフワークと向き合わないといけないこともあるでしょう。(p94)


そういったプロとしての流儀についての書籍で紹介しているものにはこんなものもあります。

仕事の哲学。




「一流役員が実践している 仕事の哲学」


一流やプロというのはどういう人かに特化した内容です。
本書のようにお金に換えるという相関関係は全くありません。
心構えに焦点を当てたものですね。

個人的には仕事に臨むにあたってのバイブルとして、何度も読んでいます。


本書もこの本もシリーズ化されています。
いずれのものもハンディタイプのものが多いですね。
一冊にまとめてくれてもいいのになという気がしてしまうのは私だけでしょうか。

あなたは如何ですか?

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才能の見つけ方、伸ばし方へ。そこで気になった事。

 
あなたが、もし自分の才能を使って生きようと本気で思うなら、自分の可能性を最大限に活かすことを想像してみてください。(p153)

自分で独立して、何かをやろうとする人向き。

独立志向だけを奨励する訳ではないのかもしれませんが、そんな印象は受けました。
では、雇われている人には相応しくないのか?

排他的な表現はしませんし、好みません。
ただ、本書の内容を噛み砕いて実践していくとなると、現実問題としてどうしてもその独立という視点が否定出来ずにいます。



そしてまた、あなたの才能を活かすという事は、自分で何かを興すという覚悟にも繋がっていくという一面も本書から読み取れていきます。

自分の才能を使って生きていくには、よほどの覚悟が必要です。なぜなら、そうやって生きられる人は、全労働人口のほんの数パーセントにすぎないからです。(p220)

裏を返せばこうなります。
あなたが独立志向を持っていれば相応しいという事です。

もしあなたがそのような志向をお持ちの場合、このような書籍を紹介する事で応援させて下さい。

著者は才能を活かすには、何種類もの覚悟があると暗に伝えているようです。





最後は著者の本田健氏からのメンタルトレーニングの様相。


励ましのメッセージや、論理が続きます。

あなた自身があなたを活かしていく時に、ぶつかるであろう壁と、それへの対処法。
例えば迷った時や、批判を受けた時。

つらいですよね?
絶望感すら漂います。

それに特化したものもありますが、本書はハンディタイプなのでちょっとした処方箋にもなりそうです。
またそれらの対処法を体得していく事も、才能を活かして進んでいく為の大切なスキルになるとも言えます。


対処法に特化した書籍の一例。




「アタマにくる一言へのとっさの対応術」

「グサリとくる一言をはね返す心の護身術」


やや古いですが、コミュニケーション術の書籍です。実は洋書。

才能を自身の手で活かしていく事には多くの難関が待ち構えます。
私自身も自ら事業を行う上で、乗り越えるのは達観した不動心とコミュニケーション能力と思い勉強してきました。
勿論それにはゴールは無く、これからも続くのでしょう。
それに対しての覚悟もあります。


浅く広くの手軽さがあった。


ビミョーな表現ですが、一貫して功罪両面から触れてきました。

特化したものにそれなりの投資と考えている方には他の書籍という選択肢になり、オススメはしません。
そうではなく、ポケットに一冊、手軽な訓戒書という希望がありましたらオススメします。
個人的にはそんな感じで用いていますね。



役に立つ事も書いてあり、学びはあります。
良い意味で言えば、広くかき集めた情報を一冊にまとめてくれた手軽さ。そこは値段相応。



「あなたの才能をお金にかえる49の言葉」

PHP文庫

ポケットに一冊、手軽な教訓。


最後に:

特に気に入ったのはこの言葉。

  • 13 悔し涙が出るくらい、真剣に打ち込む

  • 28 才能を追いかけるためには、安定を捨てる

  • 30 20時間連続でやっても楽しい事は?

  • 31 好奇心を追いかける
 
あなたにとっても、心に引っ掛かる言葉は独自に見つかると思います。
人によって印象を受ける部分が異なるのも、本書の陰の魅力かもしれません。

世界はあなたの才能を待っています。才能を使えば使うほど、世界に貢献できるのです。才能を使えば使うほど、その人は幸せになれるのです。
ぜひ、勇気を振り絞って、自分と向き合ってください。(p220)

もしあなたがいつでもどこでも読める、励ましや戒めを求めているのでしたら、このシリーズをオススメします。

ポケットに一冊、手軽な教訓。
「あなたの才能をお金にかえる49の言葉」を見たい

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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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