何やら怪しげなダイレクト出版新刊「天才詐欺師のマーケティング心理技術」。



真実の一歩先を知って、
絶対に詐欺師に騙されるな!


そんな感想を持ちつつ。


怪しげだけど何故か気になる。今回のダイレクト出版の新刊は


「天才詐欺師のマーケティング心理技術」

ダン・S・ケネディ著というのがまた興味をそそりませんか?
さて何をしでかすやら。

今回は導入編。ガチレビューは下記で後ほど。





ただ原文のタイトルはシンプルに
“Making them believe”
なので、
「人を信じさせる事」という題名ですね。


信じさせる術とでもいった所でしょうか。
または売る為に信じてもらう方法論。

だから、この「信じさせる」という事が本書の本質です。

「詐欺師」なんて使うものだから抵抗があります。
このネーミングは意訳であって、コピーとしてのインパクト重視だと信じたいです。

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でも米国史上最大の詐欺師の話だった。


ここに訪れて下さったあなたも気になった所だと思います。
本当に詐欺師のリアルな話です。

でも早合点はしないで下さい。
そこに意味があります。


簡単に説明すると、
アメリカの大恐慌時代・・・歴史の教科書に出てきたのをご存知かと思いますが・・・その時代に実在したある詐欺師の物語。
彼の分析を経て、マーケティングへのヒントを見つけ出そうとしています。


・・・今回は導入編で、後ほど情報盛り沢山のガチレビューしますが、
本書はそんな物語というかドキュメンタリーに近い気がしています。

少し歴史物の趣も。

一つの歴史(史実)を辿ったテレビ番組のようだと感じ始めている最中です。
それはそれでとても面白い。

「NHKスペシャル」でやっているような。
「世界ふしぎ発見」でもいいかも知れません。

いずれにしても、これまでに多かった実用書ではないですね。


ところで、
何故に詐欺師を分析か?



それはたとえ詐欺師でも、そんな時代に大金を稼いだ史実があるからに他なりません。


どう稼いだ?
マーケティングに何か使えないだろうか?

という流れです。
ダン氏を始め、皆開き直っています。

私は詐欺師自体を肯定するつもりは全くもってありませんが、
視点を少し変えてみるその様自体が、むしろ価値のある勉強になるのではと思っています。

視点を少し変えてみる。
ということは、


泥棒の事は泥棒が一番知っている。



ところで、あなたはご存知でしょうか?

楽天という会社は世界一のハッカーを雇っている事を。
何だか、本書はそんな事を思い出させます。


それはどんなメリットが?

先の会社の思惑としては、
ハッカーの気持ちや心理、そして技術はハッカーが一番知っている。
またハッキングを防ぐ為にはハッカーに頼んだ方が早い。

そういう事だと思います。
私たちの日常生活では、警察もスリの事を知りたければスリに話を聞く。

では本書で詐欺師物語を読む事のメリットは?


詐欺に会わないように、詐欺師の事を熟知しておく事が大切。
悪戯な商売やマーケティングを熟知しておく事が大切。

そういう視点は誰にとっても欠かせないものになるかもしれません。


詐欺を働く事はいけない事ですが、
彼らは「騙す事」よりも「信じさせる事」に長けている。

稼いだ理由として、どうすれば人は信じるのかを知っている。



繰り返しになりますが、この本の元々のコンセプトは、
詐欺師のその信じさせる技術をマーケティングに合法的に取り入れは出来ないかと考察している本です。

だから、
“Making them believe”


それらを使うのではなく知っておくと、何かしらの役には立つ一方、自己防衛にもなります。
人を知る事の一つにも。

先ほど挙げた例は全て防衛手段を知っておく論理。
そんな視点で本書を捉えるのも有益です。

悪い事を使うのではなく、知っておく事。
これには実は威力があります。

それは、

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大海のような大きな人間になれ。



そんな自己防衛での私の経験談にはなりますが、
これまでに自ら事業をしていく中で、
悪戯な会社や営業と出会う事も多々ありました。


もしあなたにも似たような経験がありましたら、思い出してみて下さい。


その悪戯な人や所を具体的に言いたいですが、言いません。
そういう所は自然淘汰される事は歴史が証明していますね。

そのような出会いの中では、
いろいろと経験したり心理に目を向けてきた分、手前味噌ながら見抜ける自信があるので無傷ではありました。
仲間の協力・アドバイスもあり助かった事もありました。

物事を密かに知っていたり見抜けたりする事で、労せずして相手の方から逃げ出す事も。


相手にしてみれば
「ヤバイッ!」
という感じでしょうか。

事前に危険を察知する事も然り。



それらは決して誇れるような経験ではありませんが、
そういった経験がこんな事を悟らせました。


それは、
要するにビジネスをしていく上で、善も悪も受け止め知っておく。

清濁併せ呑む
の言葉のように清も濁も併せて呑む事も時には必要になっていきます。
清い河も濁った河も流れ込む事で大海は悠然と存在する。


その真意は、

人間は、
善だけでも生き延びられないし、
悪だけでも淘汰される。

そうではありませんか?

善と悪と、ばかにかっきり分けていうけれど、善がなければ悪はないのだし、悪がなければ善はないのさ。だから悪が強くなればなるほど、善が強くならなければならない。(「強く生きる言葉」岡本太郎より)


本書の詐欺師も個人的には善悪の感情も向けず、客観的に読んでみようと現時点では思って読んでいます。
どうやって信じさせようとするのかを知っておこうと。

それは自己防衛や本物を見抜く目に繋がります。


最後に。


ダン氏の過激さは相変わらずで、はなからそこに清さは期待していません。
読んでいくと、オススメ出来る人とそうではない人の2つの視点があるように思い始めています。

一つの読み物としては、損は無さそうだなという印象ですね。
ただトチ狂った主人公に対して、ワクワクな好奇心は膨らんできています。

ここで「天才詐欺師のマーケティング心理技術」を見たい


レビューが気になり見ているあなたに。


どんな本だろう?
サクッと導入編のあとは、7分でもっとわかる
前・後編のガチレビューを一応見ておきたい。

もしそんな場合はこちらがオススメ。


「天才詐欺師のマーケティング心理技術」を見たい
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