ダイレクト出版新刊は聖書のような「社長力を鍛えるリーダーシップの極意」。



偽物(偽者)を見抜く目を養いませんか?

そして、偽物に騙されるな!



一貫して、そんな問い掛けをしてくるような本です。
意外と面白い!


今回ダイレクト出版から届いた新刊は聖書のような哲学書で、
「社長力を鍛えるリーダーシップの極意」。


ん、待ってくれ?
このタイトルで偽物(偽者)とどういう結び付きがあるのか?

社長力やリーダーシップとどんな関係があるのか?

そういう疑問を、もしかしたら持つかもしれません。
実際私は読み始めてから持つ事になりました。

今回は導入編で、ガチレビューは下記で後ほど。



真のリーダーと偽のリーダー。

まずは、自分の心や文化にある偽物を見つけ出そう。(p58)


読み始めると、その比較論から入ります。
現代は偽のリーダーがあふれているとの著者の言葉。もしくは嘆き。

そんな中、
あなたが如何にして偽者にならないか?


社長力を鍛えるにあたり、
自らが真のリーダーになる為というよりも、この視点でのアプローチに意外性を感じています。

またどういう者が偽者なのかに比重が置かれている所が特徴です。
思わず周りの誰かに置き換えながら読んでしまう悲しいサガも湧き出て来ます。

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内容は哲学書のような、聖書のような。


実用的ではない。

そう思っています。
ちょっとこの辺は好みが分かれそうですが、個人的には今の所楽しんで読んでいます。

これまでにも哲学書には興味を持って読む事が多かった私には苦になりません。

また、例えて言うならばこの辺の類の本とみてもらうとイメージ出来ますでしょうか。
人間の根底を学ぶ事はとても役に立ちます。




「弁論術」







今回入手した本書は社長やリーダーがどう行動すべきかというよりも、真のリーダーであるための心の術であるとも言えます。


他に社長がどうするべきかの本にはこれがあった。


かつてこちらの本も紹介とレビューをしました。


この本書と比べると
内容は非常に対照的。

この本を知らない方の為に少し触れますと、
これがリアルでシビアな行動や実務に比重を置いているのに対して、
本書の「社長力を鍛えるリーダーシップの極意」では思考法やリーダーというものに対しての哲学が展開されています。

これはまるで巷で議論されている「体罰は是か否か?」の二元対立みたいです。


また、一番に感じた違いは、

従う側・・・従業員の側やフォロワーの側から見た社長やリーダーのあるべき姿を物語っている所。

基本スタンスはその人達の見方。柔らかい印象。そんな内容です。

恐怖政治に異を唱え、
人間の思考をより深め鍛える事での、「人がついてくる人材」である事を目指しているようです。

偽物にとらわれる前に、偽物を見つけ、ノーを突きつける方法を学べばいい。(p57)





偽者論からあえてアプローチする事で、
「なぜ、ついてこないのか。」の帯にも納得がいきます。

「こうすればついてこない!ウヒヒ」


正直やや高度で時折宗教的な内容に感じていますが、この偽者論の展開は面白い。
これまでにも何かしら似たような書籍や哲学的なアプローチに触れた経験が必要になりそうですが、高度な割には取っ付きにくくはないです。

ただ、ちょっと注意しなければいけないかなと思う事があります。


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「社長力」という言葉に注意してクダサイ




本書の原題は、
Beyond Counterfeit Leadership

和訳すれば、さしづめ
「偽者のリーダーシップの向こう側に」
といったとこでしょうか。

社長という言葉は出て来ません。

哲学的なので、具体的に社長がすべき事というものは出て来ません。
その為、「社長」という言葉を使ってしまう事で誤解を生んでしまうのではと感じています。

実際は、社長力云々の本というよりも、
むしろリーダーの資質を自他共に見極め、備えていく為の人間形成の本に近いです。

その為の偽者論。

資質論や哲学を読んでみたいと気持ちがありさえすれば、役職や立場は関係ありません。
逆に社長と断言してしまわない方が良いとさえ感じます。

また、その観点で見るとこちらのベストセラーにも通ずる物腰の柔らかさを感じていますので、ご参考にしてみて下さい。



アメリカも大変なんだなあ。

 
今のアメリカは、もはや世界をリードできず、リーダー不在に陥っている。(p2)

らしいです。

著者が言うには。

アメリカ人がアメリカの事を愚痴って(?)いますけども(笑)、どこの国も同じですね。
傍から見れば、そんな事はないとも思いますが。

冒頭の著者の嘆きも、日本人が知らないレベルでの国家の背景が垣間見れる事は驚きをもたらしてくれます。
意外とブラック企業のようなものも存在するみたいです。

それと政治家の汚職とか。



 

本物である為に、心が引き締められる。


考え方さえ構築していけば、
「持って生まれたもの」で片付けられないリーダーシップが備わる。


暗にそういう意味を本書から捉えています。
あなたも似たような印象を持つかもしれません。

今回は導入編で、噛み砕いた後に後日ガチレビューをしますが、思っていたよりも普遍的な内容ではあると思っています。

リーダーシップを題材にした書籍というものは多々ある中で、単なる手法・作法ではない深い部分での考え方や倫理から入っている所には好感を持っていますね。

ただ、冒頭でもお話したように、
聖書や宗教書のような教訓じみたものが続く気配はあります。遠回しに感じてしまう所もあります。



ですが、自分が本物に近づく術を知る事は勿論の事、そうする事で偽者を見抜けるようになるという事も人生では役に立つと思っています。

いや、絶対大事。

見抜ける事は自信になる。
人としてのオーラや畏れにもなる。

読み進めていくうちに本当に人間形成に傾いていく感じがしますが、ダイレクト出版の書籍では珍しいかもしれません。

ただのビジネス書にとどまらない感想を今の所持っています。
だからこそ社長という言葉を使って限定してしまう事に違和感というか、勿体無さを。

あなたが社長でなくとも、リーダーシップを学ぶなら問題はありません。

ここで「社長力を鍛えるリーダーシップの極意」を見たい


レビューが気になり見ているあなたに。


どんな本だろう?
サクッと導入編のあとは、7分でもっとわかる
前・後編のガチレビューを一応見ておきたい。

もしそんな場合はこちらがオススメ。



「社長力を鍛えるリーダーシップの極意」を見たい
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ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

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