ガチで独創的なレビュー:「ビクトリーBOOK 基礎編 内面から成功する方法」(前編)



癒される。

もしあなたが未来に行き詰っていて、
心に何か助けを求めているのなら。

夢を取り戻す情熱を失い、自信も失っているのなら。
自分を変えたいのなら。

成功が幻だと思っているのなら。

読む事をオススメします。
自己啓発書としての隠れたベストセラー。

とだけ言っても、信用には至らないかもしれません。
だからこそ、本書の事を存分にお伝えする時間を今ここで下さい。

また、今の状況に満足している方や、自分を壊し変える事に恐怖を抱いている方には必要のない書籍です。
シビアな発言をお詫びした上で、本当に本書を求めている方に、是非読んで頂きたいと思いレビューを進めます。


内面から成功する方法。

このサブタイトルの真意は冒頭の一節にあります。

リーが夢を実現する上で、特に重視していることは、「成功」というものが、まず内面で創り出され、それが外面に出現するということを理解することです。(p2)

あなたには夢や希望がありますか?

それらはあなたの本当の気持ちから生まれたものですか?

親や家族の思惑ではなく、社会的体裁でもなく、本当の気持ちがモチベーションなる事。
その核心を突く事から本書は始まっていきます。
第一に必要な事は、気持ちがついていく事。

最初の数ページを読み、自分の内なる声に耳を傾ける事の大切さを思い知らされるかもしれません。
成功も失敗もあなたの心にあると

それは苦しい事でも、徐々に向かい合わせていく気持ちを不思議と昂らせてくれます。
著者のリー・ミルティア氏の織り成す穏やかな文体のおかげかもしれません。

スポンサーリンク



本書の概要と評価。

人生、忘れ物はありませんか?


かつてのあなたの面影を追い掛けるようなスタートです。


子供の頃に思い描いていた、夢に溢れた気持ち。
いつの間にかこうなってしまったのは何故だろう?



忙殺されたり現実を知るにつれて、自分の中での正義が変わっていってしまった事。
そんなスタートの理由はあなたの人生を取り戻す為。

あなたの内面には、どのような願望をも具体化できるあらゆる才能と潜在能力が備わっています。(p20)


かつてのあなたを遠慮なく思い出してみて下さい。
そして本書は、今を戒めながら思い出させてくれます。

あなたの人生のクオリティを上げる方法。


その為には、質の良い質問を自分に課す事。

言うまでもなく、あなたの内面と向き合い、心の声を聞く事に焦点。
一貫して内省的な内容に終始します。

これだけを読むと、
「何だ、そんな事か」
とありふれている感想を持つかもしれません。
確かに自己啓発の書籍では、心の質問がキーワードになっていく事実は否めません。



しかし本書はただのポジティブなイメージトレーニングだけにとどまらず、ポジティブもネガティブも、過去も現在も受け入れる。あなたが主人公となり、その歴史をまとめます。
その上で、あなたの人生の方向性を探し出していく、前向きな姿勢を提供。
その語り口は禅の趣さえ感じさせますね。

質問は、感情を管理する上で大切な要素です。質問のクオリティが人生のクオリティを左右します。(p32)

 

“本当”を探す内面の旅へのパスポート。


タイムライン。自分史。

この概念と製作方法が出て来ます。
先程の一節、あなたの歴史を振り返り、まとめます。
タイムラインという言葉はSNSで使われる言葉ですね。同じようなものとイメージして下さい。

ところで、何故これをするのか?



これによってあなたのこれからの人生を整理する土台を作るからです。この手法はやってみる価値あり。
今以上に自分で自分の事がわかってきます。

自分には何が出来るか?出来たか?
自分は何を望んでいるか?望んでいたか?
自分にとっての成功は何か?

中盤以降も自らの心と対峙し続ける展開で、最後にあなたの心を解き放つ思考法へ。
この思考法は自立心を促すのみならず、面白い考えだなと感じさせます。

キーワードは「あなたの独立宣言」。

そして最終評価は。


高評価をします。
明鏡止水の穏やかな境地にさせますね。

この課題に取り組むのは時間もかかりますし、それなりの努力と勇気を要します。それは、私自身が認めるところです。(p53)




ですが、この言葉に代表されるようなメンタリティーが必要とされていくのも現実であるとお伝えさせて下さい。
あなた自らの想いや過去をえぐり出していく作業はリスクも伴いますが、それによって得られるあなたのこれからの人生の航海図は硬軟交えて豊かなものになるでしょう。

永く読み継がれていく自己啓発書の基本や定番となっても、何らおかしくはない理由が手に取るように分かります。

1つ願いを言うのが許されるのならば、良書なので、変に値引きをしたりせずに普通に売っていってほしいですね。
そして、派手さは無いですが、これ以上もこれ以下も無い堅実な内容です。

個人的には、何度も落ち着いて読みたいと思っています。
そのような訳で総合★★★★★(5.0)の評価をしました。

ここで「ビクトリーBOOK 基礎編」見たい


スポンサーリンク

 

あなたが教わってきた事は間違っている。


とまで言うと大袈裟ですね。

本書には特別このような竹を割ったような言葉は出て来ません。



終始、リー・ミルティア氏の人柄を感じさせる訳に配慮した、穏やかな語り口である事は先程も触れました。
ですが、噛み砕いていけばいくほど、その根底にある概念の厳しさも、愛を込めて見えて来ます。

それなのに、私たちの多くは、自分の中にある心の奥底の願望を尊重することよりも、より伝統的で安全な道を辿るように教えられてしまっているのです。(p65)


序盤で感じさせるのは、これまであなたがいつの間にか築き上げてしまった自分の幻影や、世間の物差しを捨てる事。その重要性。
わかってはいるけど・・・というジレンマがあなたの心に存在するかもしれません。
本書を読むにあたっては、障害物の無い澄んだ心境で受け入れていく事が求められます。


心の準備、あなたは出来ていますか?
あなたが考える成功というものへの道は沢山あります。



リー・ミルティア氏の経験した挫折と飛躍。


幼少期から思慮深かった著者。
その彼女が思い悩んできた事、そして葛藤してきた様は、一つのストーリー展開とも言えます。
職を得るようになってからもそれは続く事になります。

多くの壁が赤裸々に綴られていきますが、彼女自身が愕然とした大きな壁は何だと思いますか?
あなたも経験した事があるかもしれません。



それは、モチベーションです。

これまでは他人があなたのモチベーションを高めてくれていたかもしれませんが、実際にはモチベーションは内面からもたらされるものです。現実に成功している人と平均的な人の違いはモチベーションの度合いです。(p64)

彼女はある日の朝、突然起きられなくなったとのエピソードが出て来ます。
その理由は、当時の仕事が本当に好きではない真実を突き付けられたからです。勿論ここでの記述だけでは賛否両論があるかと思います。

ですが、この時にモチベーションを高める意味を強烈に悟ったのかもしれません。
そして彼女がそれを伝える為に、あなたも私も本書を読み進めています。

モチベーションは全ての始まり。


メンテナンスをし、労わっていくものです。
しかしその前に作り出さなければなりません。そこで全て原点に戻ります。
モチベーションというものは何であり、どこから生まれるのか。
その疑問を、この名著を引用して話を進めていきます。



「思考は現実化する」

ナポレオン・ヒル著


その流れは、原理・原点を考える所から始まっていますので、ただモチベーションを高めましょうという薄っぺらい本ではありません。

ここでもまたあなたの心への質問に戻り、何があなたを活かすのかの根源に迫ります。核心と言っても良いでしょう。

私自身も、好きな仕事をしていても、モチベーションが少なくなる事も失う事もあります。その時にふと自分を顧みながら、メンテナンスのように本書の質問を繰り返します。

自分は本来どうしたいのかと。
ブレない自分づくりにはいつまでも欠かせない作業です。心がシンプルになっていく利点がありますね。


そのように常に自分の心に耳を傾け続ける事は、著者の言うように真実をまざまざと突き付けられるので苦しくもなります。目を背けたくなる時もあります。夢や愛だけの綺麗事ではありません。
変えていく為の、自分との闘いと言っても過言ではありません。

でも一番に守らなければいけない事は、全ての始まりであるあなたのモチベーションです。
しかも、他人から与えられるものではない、混じり気の無い本物のモチベーション。

今では私は、自分を信じようとする人々は、数々のリスクを負うことを厭わない人たちであると知っています。夢の実現に向けて果敢に挑めば、成功を手にするチャンスもそれだけ広がります。(p71)

前半で飛躍の為の思考を習得。
トレーニングをしたらしただけのスキルになると気付かせてくれます。

それを携え、後編の心の革命へと扉を開けていきます。
閉ざされたあなたの心の奥底の何かが、少しずつ露わになる事を手伝っています。


もうちょっとガチで知っておきたいから後編を見たい


あなたの色褪せない人生。その航海図に守護神を。
「ビクトリーBOOK 基礎編」を見たい
スポンサーリンクスポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

ガチで独創的に読んでくれたあなたに謝謝。

ガチで独創的なレビュー:「ビクトリーBOOK 基礎編 内面から成功する方法」(前編)」への7件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)