増やすといっても、無理なことをするとか、ずる賢い手を使うということではありません。
そもそもそうしなければいけない状況に入ってしまったら、既に万策尽きているという印象も拭えません。
増やすことや増えることは、あくまで結果論。目的ではありませんね。
経験上実行してきた中で思うのは、そうやって目的にしてしまう前に、逆に書く行為のコツを考え直し続けること。それが早く増えるという結果を呼ぶと感じます。
200~300記事、あるいはそれ以上書いていくと、余計にコツの重要性を思い知らされています。
ではどんなコツか?
今回のテーマは、増やすために必要な書き方と推敲の方法についての考え方です。
知っているだけで間違いなく増えていきます。
既に存在している記事にも応用可能です。
また増えるだけではなく、他にも多くのメリットをもたらします。人生さえも豊かに。
こちらの記事ではマインドセットをお伝えしましたが、今回は実務編としてのプラスアルファです。
さらには、ここまで行き着くのに手助けとなる書籍もお伝えします。
とても有益でオススメの教材と言っても差し支えの無いものでした。
お役に立てましたら幸いです。
Contents
トンチンカンでもいい。メチャクチャでもいい。
むしろ大歓迎です。
メチャクチャにしてーっ!
・・・と、突然何のことやら?!
記事・文章を書くにあたり最初に大切なことは、一つのテーマを思い浮かべたら思い切りそれについて書いてみること、です。
思い切りと言われても何のことやらと再び思われたそこのあなた!
例えばこうです。
伝えたいこと、思い付いたこと、主観、客観、さらには勝手な考えもギャグも暴言も遠慮なく書きます!
何でもいいのです。
いきなり論理や脈絡も不要です。
誰も見ていませんし、求めてもいません。
仮にそれすらも苦しいという場合は、そもそもブログや活字を扱う媒体に向いていません。永い目で見た場合、早かれ遅かれ書くことから離れてしまう予想は正直にお伝えしなければなりません。
苦しまなくていいのです。
私はいつでも書きなぐっています。書きたいだけ書く。
メチャクチャに。ムチャクチャに。
あなたが今お読みのこの記事も、そうした試行錯誤の末に生まれました。
必要か不必要かも考えず。関係のあることは勿論のこと、派生することも全て書く。
最初は気にせずガンガンと。
行くべき!
そうするとどうでしょう?
そんな文をよーく見て下さい。
ここでは、そのよく見る目が大切。
ネタが意外と分配出来ることに気付かされていきます。
その分配がまたさらに細分化されることも珍しくはありません。この眼力と感覚を鍛えていくことに重きを置きます。
文章を書いていると、その中にはいくつかのネタが混ざりやすいです。まして先ほど推奨した手法だと尚更でしょう。
一方で、それなりに考えて書いたとしても、吟味すればするほど分けられます。
これがいわゆる推敲、そして編集。
全ての第一歩目。
実はこれこそが一番重要であり、一番時間と労力と脳を使うべきことなのです。
書くことそのものは重要ではなく(と言えば極論ですが)、そこに苦しまなくていいのです。
メチャクチャに。
では、どうしてネタが混ざりやすくなる現象が起きるのか?
そう疑うことを前提にすべきなのか?
※参考文献:「原稿用紙10枚を書く力」
それは私たちの日常会話を想像してみましょうか。
会話の中では、朝から晩まで様々な話題が飛び交いますね。無意識のうちにいろいろな情報を他者と共有しようしています。
こんなことを言ってはなんですが、オカンの話がアッチ行ったりコッチ行ったり・・・みたいなのも良い例です。
特に人間は、伝えようとすればするほど、話そうとすればするほど、余計なことも含め多くのことを引っ張り出したりしませんか?
プレゼンでも多方面からの資料や証拠を出すこともあります。
伝えたい一心ですね。もしくは自己の正当性を主張するために。
そう考えていくと、ネタが多々込められていくのは人間のサガでもあり、倫理的にも当然のことと言えます。
これらの事実を教えてくれた重要書籍。
もはや教材です。
個人的にはそう思い重用しています。
いずれも難解ではなく、シンプルにスッと脳裏に焼き付くものでした。
ここまでのことを振り返りながら紹介させて下さい。
ネタを分けて、新しいネタにすること。
「原稿用紙10枚を書く力」
私の中では掘り出し物の書籍でした。
基本的ですが土台としては役に立つもので、人気があるのもわかる気がします。
その内容は、論理的な文章をそれなりの量で誰にでも書けることを目指しています。冒頭で著者の齋藤学氏もまずは質より量とひたすらに書くことを奨励。
その量の目安が原稿用紙10枚、つまり4000字ということです。
ブログをやっている方ならばわかると思いますが、一つのブログ記事としてはベターな数字と信じられています。
さて、この本の中に、分けることを推奨する一節がこのように。
最初は、盛りだくさんにしようと張り切っているので、どうしても材料を入れすぎてしまう。
(中略)
しかも、当面の論文作成に使わなかった素材の中から、次の論文の素材になり得るものが必ず一つ二つ見つかるのだ。次の論文では、前回に使わなかった素材を下にして書くことができる。(p45)
書くだけ書くからこそ出来るというのは改めて重要と思い知らされます。
文を分ける眼力を鍛える格言。
「コミュニケーション技術」
書き方の本というよりも、厳しい文章講座。
タイトルにコミュニケーションと使ったのは、書くことはコミュニケーションだという著者の篠田義明氏の確固たる考えからです。
良い文章と悪い文章を分析・修正しながら眼力を鍛えさせるようです。
著者は日本語および文章に対して良い意味でウルサイと感じさせられます。むしろ義務教育の中の学生にも向いているのではないでしょうか。
この中で彼が提唱するキーワードがあるのです。
それは、
ワンワード/ワンミーニング。
ワンセンテンス/ワンアイディア。
かなり昔に書かれたものですが、今も色褪せないクオリティの文章講座です。
書きなぐることと推敲の重要性。
「コンテンツ・マーケティング64の法則」
(ダイレクト出版へはこのリンクから。それ以外は下記へ)
タイトルで誤解を招きそうですが、WEBライティングの書籍です。
ただ、WEBに限らない記事の書き方をも伝授してくれます。一部、ジャーナリスト向き。
不特定多数の人が目にする、愛されるライティングにクローズアップ。
そしてメチャクチャにやった後の、推敲の大切さを知ることが出来ます。むしろそれが要だと。
この3冊に共通することは、推敲・編集作業にも大いに助かること。
もしあなたが他者のものを編集・修正する立場になった場合にも役立つような、視野の広さに知識の深さという武器を伝えます。特に「コンテンツ・マーケティング64の法則」は編集者としてのノウハウも含まれています。
だから、書くこともだけど、推敲。
推敲の経験はプロデュース力の強化。
ここまでのことを踏まえていくと、目前の文章を鋭く見直す時間を持つたびに、
「ここの部分を今回はあえて削除して、別の記事としてさらに深めたものにしよう」
そんな生の言葉が心の中で繰り返されます。
この作業の度に1つ2つと新たなネタをゲット。こうして増えていくのです。
※参考文献:コンテンツ・マーケティング64の法則
どうですか? 増やせそうですか?
この能力は、いわゆる引き算の考え方です。
推敲のポイントは引き算。
デザインと同じ。
私は本業がデザイン業ということもあり、そのコツは体で覚えてきた部分はあります。
その時も同様に、やれるまでやってみてからプロデュース作業に入ります。もっぱら気付くと削除がメイン。
そうは言っても当然のことながら、最初に足すだけ足された土台が無ければ引くことすら出来ません。
その上で見極める目が鍛えられていったと感じさせられています。
ブログのネタが増えるだけでなく。
最後に、冒頭でも触れましたが、これらの活動は相乗効果として多くのメリットをもたらします。
好循環にもなるでしょう。
ここまでお読みのあなたなら予想は付くかもしれません。ざっと上げると、
- 考えが深まり、永く残る記事が生み出せる。
- 気付きが増える脳へのシフト。
- 分析力や情報処理能力が育つ。
- 知的財産も増えて、知的好奇心も育まれる。
いずれも文章の質を上げる点として欠かせません。
また生きていく上でも役立つ能力と言っても過言ではありませんね。
実務的な話をすれば、WEBの世界のSEO的にはGoogleの評価もバッチリでしょう。特にこれからのSEOは質重視と言われて久しいですからね。
※参考文献:コンテンツ・マーケティング64の法則
そこに関しては私は手応えを感じています。
永く安泰な記事も多くなり、コツはつかみつつあるといったところです。あなたにとっても決して不可能なことではありません!
最後にもう一つのメリット。
このように何事も回数を重ねると奇跡が起きます!
と、大それた怪しいことは言いませんが、ある日突然、ふと違う領域に入り込む感覚に陥ることはあります。アイデアが止まらなくなる瞬間がきっと訪れます。本当に。
もはや悟りにも近いでしょうか。
気にしてしまいがちな論理などはこういった土台があってこそ、初めて鍛えていけばいいと思います。
まずは、書きなぐるアウトプット。それが結果としてネタを増やし続けられる。またさらには、それを無駄にしない視点。
過去の記事にもそれが活かせます。
仮にそれを1000回重ねたら、次に論理的思考を1000回重ねて、さらに違う領域に行きましょう。
まずは推敲を1000回。
1000回の修行は、また別の記事で。
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「過去記事を見直してみませんか? ブログネタに困ったら、こうやって増やせます。」への1件のフィードバック
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