あなたにはこんな経験がありませんか?
新しく大学に進学した時や新しく社会人になった時に、ガラッと変わった生活。
その中で、見るもの全てが新鮮に目に映り、胸が躍った事。トキメいた事。
専門的な事を身に付けようと思い、学校に入ったばかりの頃の私もそうでした。
何かが新しく始まる時の、あの何とも言えない感触。
あるでしょうか?
そういう時代も素敵ではありませんか。
わからない事が多いから、何でも吸収しようとしますね。

トキメくなかれ。冷静と情熱の間に。
ビジネス書を読む時は。
特に新しいジャンルのものを手にした時や、ビジネス書自体を読み始めの頃。
そんな頃には、書いてある事の殆どにトキメく事もあるかと思います。
言い換えれば、目に映るもの全てが新鮮で有益に感じてしまうという事ですね。
今回は前記事の続編です。
その中で、あくまで私個人のやり方を挙げています。
書籍を読む際は、最初から線を引いたり書き込んだりしない方が良いと思っている事を一部お話しました。私がある人から教わった事でもあります。
あなたは書き込む派ですか?
そうでない場合には、今回の記事は相応しくないかもしれません。
今回は前記事の、本に書き込む事、その部分だけにクローズアップ。
具体的な手法が出て来ますが、その前提として、何故トキメキを捨てるべきか?
そしてまた、本に限らず何か新しいものに触れる時に、どのように考えたら良いのかを考えてみましょう。
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それは逆に本を無駄にしてます。
当然の事ながら、
知らない事の方が多いし、知りたいから読むのですよね。
さて、ページを進めてあなたは読んでいます。
私も一緒に読みます。共に勉強しましょう。
目の前には役立ちそうな事がビッシリ。
重要そうだと線を引こうとしたり、書き込もうとします。
そうすると、かなりの高確率で何が起こると思いますか?

恐らくは、線だらけになります。
結果として、どこがわからなかったり、必要なのかがわからなくなる懸念。
学生時代の参考書も同じですね。
加えて、隈なく読もうとする事は無意味ではありませんか?
どんなに有益そうに見えても、全部を記憶・実践出来る人は居ません。私も出来ません。
そしてその必要もありません。
わからない所がわからない、
あるいは真に必要な所がわからなくなるのは一番避けなければならない事。
ビリギャルのような受験生ではありません!
本当に勿体無い事は何か?
お金か時間か?
お金を払って買った名著だとして、その全てがあなたにとって有益なら最高ですよね。私も同様に感じます。
ですが現実は、どんな名著でもそれは幻。
既にわかっている所もあれば、必要の無い所もあります。
情報をふるいに掛けていくという表現を前記事で使いましたが、あなたのお金が勿体無いのではなく、必要の無い所に時間を盗られる時間の損失の方がよほど勿体無いです。

※参考文献:「時間投資思考」
投資して買った以上、細部まで読みたくなるのは人情です。
名著や値段の高い本なら尚更ですね。
心に何らかのトキメキがある事も否定はしません。
ですが、それを読んで実践して収益を得る事の方が先だとも思っています。
活かせれば良いのです。案外その方が数珠繋ぎのように知識が深まったりも。
そこで具体的なオススメ方法。
実はこちらの記事で、私は基本的に複数回読むという行為を段階を踏んで実況しています。
その中にもありますように、1回目は素読みです。ただ読むだけで何もしません。
2回目以降で付箋を使います。
わかりにくい所や、その時点で必要そうな所、更には印象に残った所にペタッ。時にメモ。
今回は仮に赤い色をした付箋にしておきましょうか。
3,4回目となると、それぞれ回数ごとに色を変えます。
3回目なら黄色、4回目なら緑といった感じです。これが便利。そして後々に効力を発揮します。
このようにして段階を踏んでいくと、理解や需要の変遷を見る事が出来るのではないでしょうか。
その時々で何がわかっていたのか。何が必要と感じたのか。
本一冊に対しての印象も変遷。
その工程も、本によってあるいは元々の読みたい度によっても変わってきますが、概ねそんな感じで私はやっています。
これはあくまで一例ですが、
仕事そのものも、そんな取捨選択の連続です。
※参考文献:「現代広告の心理技術101」/「The Million Writing」
前記事からお読みの方には、一部重複した上で詳細を掘り下げています。ご了承下さい。
あなたの中での理解や需要の変遷を経ると、もう理解している箇所や必要の無い箇所が現れてきます。
その時は付箋を取ってしまえばいいだけです。
本一冊に歴史が生まれてきますね。育っていきます。
また、3回目以降に
「何でここに貼ったんだ?」と思い出せないようなものも、さして重要ではないと割り切って取ってしまいましょう。
これらの一連の流れは、仕事での課題や対策にも役立つと個人的には感じています。
トキメキは捨てまショー。
その心は、
わからない所や真に必要とする所を見極める落ち着き、と言ってもいいのではないでしょうか。
トキメキそのものは、人として当然の事ですし、全く恥ずかしい事ではありません。
ただ、女の子が男の人にキャーキャー言っている事が恋愛にはならないのと同じように、トキメキだけでは真の勉強にならないと、経験の中で悟っている私もいます。
また、ちょっと尖った表現になりますが、キャーキャー言っているだけの人は真の顧客にもならないと経験してきました。
同じように私自身がビジネス書や他の文献を読んだ時、トキメキだけで本質を理解していない実験・実践では失敗もしました。
トキメキは時に本質をボカシてしまう魔物。
時に捨てておかないと、あなたのビジネスも見失う事になりかねません。
私が専門職の中を歩む道中でも、そのトキメキが無くなった時が本当のスタートだったように思い起こしています。
トキメいた時が小さな過去になった時。
ここでもトキメキを捨ててレビューをしています。
今、自分という人間がどのような感情で、どのような位置でその想いを生んだのかを確かめながら、あなたも私も歩んでいきましょうか。
トキメキは時に時間を無駄にすると戒めて。
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「ビジネス書を読む時にトキメキは捨てまショー。さもないと、」への2件のフィードバック
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