シンプルにタイトルに惹かれて買いましたが、良書でした。
自分個人というものを武器にして仕事をしていくにはちょうどイイ本だと思います。
マーケティングという言葉を使っていますが、自己啓発やセルフプロデュースに近いかもですね。
あくまでマーケティングに使っていくためのブランディングとしての自己確立論。
自分をどのように高め、活かしていくか。
自分という商品を売っていくか。
この本は随分前に購入したものですが、今でもおさらい編として持ってる代物ですっ。
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そう思うと、「パーソナル・ブランディング」でも良かったんじゃないかと。
Contents
この本の概要。
ディスカバー・トゥエンティワン
自分というものをプロデュース、あるいは見つめなおすという事を気付かせてくれた本でした。
先程も言いましたが、セルフブランディングを基本的な考えから学びたい人には愛読書となりますね。
いわずもがな、基本が大事。
ブランディングするという事への勘違いも述べられていて、もしかすると企業やブランドとしてのブランディングの本としても役に立つと思います。人間だけじゃない。
具体的にですが、体裁を良くする事がブランディングではなくて、強みを探す事。
前半ではその強みの探し方を多くの視点から取り上げています。
意外とこうして真剣に時間を掛けて向き合わないと、自分というものを知ったり整理する事って出来ないもんだと経験上思っています。
何が活かせて、何が強みとなるのか・・・この辺はこちらでリッチ・シェフレン氏も触れている部分ですが、必要性に迫られないと入らない脳のスイッチで、意外と気付かない所でもあったりします。
正直に言ってしまうと、私自身は専門的な事を身に付けていたりして事業をしていますが、その意味ではブランディングしやすい所はあったにしても、今度はその中でもまだ細分化して強みを探す事も必要だと思う事も多々ありました。
世の中は簡単に言ってしまうけど、活かすという事は大変な事で、
つくづく、自分の活かし方を如何にして研究する事が成功への道だと痛感しています。
強みというものは実は深い。
同じような強みを持つ人もいるだろうし、かといって今度はキャラクター等も必要になってくる。
人間ですから、一筋縄ではいかない。
更には活かし方と、活かせるフィールド。
ビジネスの基本原理です。
それは自分が立派な商品であるという事と、立派な商品にする事。
そして伴うものも必要。
ただ、見方によっては非常に当たり前の事を当たり前に書いてあります。
それは裏を返すと、ファインプレーは要らないという事です。
高望みをするのではなくて、あくまで堅実に自分を構築していく事が大事。
小難しいモノを読むよりは、そのスタンスが好きです。
成長したあとでも、進歩したあとでも読み返せる基本原理で、欲張っていない分、ほぼ完璧じゃないですかね。
こちらの本でもありましたが、
ガチで独創的なレビュー:「禅は無の宗教 福島慶道」(前・後編)
道は近きにあり。しかるにこれを遠きに求む。
禅の考えにも共通する、まさにその事と言えます。
堅実な内容に好感が持てましたし、今後、自身の身の回りの人材にも読ませたいと思っています。そのような訳で★★★★★の評価をしました。
敵に立ち向かう。
実は自分が一番の敵だと思っています。
決してそれは怖い考えやストイックな考えというのでもなくて、自分というものが一番未知で乗り越えないといけない壁なのかなという想いからです。
半ば、宗教的に自分と向き合わないと仕事にならない。
そして、自分に酔いしれている人は評価されない。
この本を読むと、ありがちな自己演出ではなく、むしろ細心の注意を払った自己解析のような気がしてきました。
自分で自分を丸裸にするというか。
でも、恐らくセルフプロデュースなり、セルフブランディングはそこから始まる。
そこに対してはある意味内省的に時間を取らないといけないとも思っています。
実は自分に向き合う事はなかなかに難しい事。
その時間は将来の収益に対する自己投資だとも思います。
年齢を重ねれば重ねるほど、その差が歴然となるのは実体験から思います。
前半部では、そのような感じで、強みとブランディングとは何かに関して解説しています。これがまず入門編。
自分のタグリスト。
丸裸にしていくという事は、厳密にどんな意味があるのか。
シンプルになって、正直になる事。
いや、これ決して、怪しい自己啓発セミナーじゃないんですが(笑)、
ピュアになりなサーイとか(笑) 😈
そうでは無くて、とても現実的で、それら解説の中で自分には深い部分で何が出来るのか。何がしたいのか。更には何が好きで、逆に何が出来ないか。
そんな問い詰めを進めている箇所も出てきます。
その中でアンチタグリストというのは面白かったですね。自分にタグを付けていく。これは私自身の仕事でも、真面目にもジョークにも使っています。
ブログというのが生まれてから、タグという概念は面白いです。非常にわかり易い。
何がよく取り上げられていて、何がテーマなのか、何が興味を持つものなのか。それらが一発でわかる。
Googleがサイトの中からキーワードを拾っていくのも、これに通ずるものがあります。
パーソナル・ブランディングの場合、自己というメディアがどのようなタグをつけられるか。
その繰り返しで自分を確立していく方法を一つ一つ丁寧に書いてあります。
次回の後編で、更なる詳細や類似するオススメの本について掘り下げたいと思います。
ご精読有難うございました。
まず後編で立ち読みを見てみる。
「パーソナル・マーケティング」を見てみる。
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「ガチで独創的なレビュー:「パーソナル・マーケティング」(前編)」への3件のフィードバック
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