あなたは読むスピードは速いですか?
私は読むスピードが速くなるに越した事は無いと思いつつ、仕事の傍ら読んでいます。
その数は月に平均して4,5冊、多い時で7,8冊でしょうか。再読するものも含めるともう少しだけ上乗せがあります。
これが多いか少ないかはわかりません。それだけで言うのならば、もっと多い方は沢山いるでしょう。
ただ誤解してほしくないのが、数を競うといったようなものでもありません。
正直そんな事はどうでもいいと思っています。
一番の要は、多くのものを吸収したいという好奇心。ただそれだけです。
そんな中で、
自分なりの速読のコツも体得してきたように思います。
そこには受験生時代に培ってしまったものが役立ってしまいました。学生時代の初々しいあの日々が意外と今も役に立つなと感じています。
悔しいな。
もしあなたが速読のコツを手軽に知ってみたいと思いましたら、そんな青春時代に思いを巡らしながら読み進めてみて下さい。
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受験の時って、読書をどう捉えていたかな?
私は逆の考えを持っているのでしょうか。
社会人は忙しいと言いますが、否定はしません。
ですが学生の受験の方が、リミットがある中で身に付けるべきものが定められているような気がしてしまうのです。
その点に限って言うのならば、社会人は何を身につけようと思うが思うまいが自由です。
そのリミットの中で感じていた事が記憶に甦る時があります。
さあ、勉強しなきゃな!
参考書や教科書等を目の前にした自分。
あなたにもありましたか?
時間には限りがあるから、速く読んで身に付けないといけない。
速読は言うまでも無く時間の節約。
節約という事は、他の事に活かす時間も増える事。
節約という言葉の響きは、個人的にはセコイと感じてしまうので、何処に投資をするかと言い換える事にします。
目の前に入手しなければいけない情報が沢山ある。どうしよう。
面倒くせーな。そんな10代。
時代は現代に戻り。
ビジネス書を手にしたあなたや私。
これは情報の塊だから、全部と欲張らず、知識も情報も常にふるいに掛けるとしましょう。
そのふるいの掛け方は?
読み進めていくと、自身のこれまでの体験やこれからの実践を空想しながら読んでいきます。私の場合はそんな感じです。
そのようにイメージで捉えていく事にフォーカスすると定着が速いです。
脳内でのシュミレーションの連続です。
シュミレーション出来ない時は?
ひとまず飛ばします。
飛ばしまくります。
イメージが出来ないという事は、今の自分のキャパシティでは処理し切れないと考えます。
そして、恐らくはリアリティも無いでしょう。
学生時代には、わからない所は容赦無く飛ばした記憶が再び甦ります。そして、わかる所を確実に。
まずはわかる所とわからない所を分ける為に。わからない所が発見出来るのが進歩。
限られた時間である以上、何にフォーカスしてスピードアップをするかという思考は何においても必須条件ですね。
私は当時や今も、必要な箇所を取捨選択する事に重きを置いていたように思います。
今思えば、勉強は情報処理だった。
読むという作業も情報処理。
分厚いビジネス書を読んでると、得られる利点は情報処理能力の向上!
かつての記憶が甦ってきます。
そうなると、如何にして処理能力を高めるかという手段を考えるようになっていきます。
あの時私はどうしていたかな?
あなたはどうしていましたか?
※参考文献:「ダン・S・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術」
受験生の必需品を使う。
かと言って、単語帳みたいなものは使いません(笑)。
ただ、大小さまざまな付箋やメモ帳は使います。
傍らにノート、そしてボールペン片手に慌しいです。
必要な箇所や、印象に残った所は付箋を貼っていく。
場合によってはそこに小さくメモをしながら。ノート等に書きなぐる事もあります。
最初から本そのものに書き込む事は、まずしません。
どうしてかと言うと、受験生時代に教わった事に理由があります。
最初から書き込んだ時やラインを引いた時に何が起こるか。
想像してみて下さい。
どこがわからないのかがわからなくなります。
どこが本当に必要な所なのかがわからなくなります。
その為、段階を踏んで色分けされた付箋を使っています。付箋だから、後に情報をふるいに掛ける事が出来る。
読む度に発見があると思いますし、後々必要が無いとか、もう体得しているなと、要らなくなる情報も出て来ます。
本一冊に込められた、時間の概念を考慮して労わるのは楽しくもあります。
本も、あなたも私も進化していく。
本を育ててもいます。
体で覚え込ませる運動記憶へ。
聞き慣れない言葉かもしれません。
英会話を学んでいた時に、人間には2つの記憶があると知りました。それは、
知的記憶と運動記憶です。
簡単に言うと、頭で覚えているか、体で覚えているかの違いです。
また、頭で覚えた知的記憶は忘れてしまいますが、体で覚えた運動記憶は、絶対と言っていいほど忘れないといいます。
その証拠はあなたの身の回りにも、あなた自身にもあるかと思います。
例えば、何故あなたは日本語が使えるのですか?
体で覚えているからです。
記憶を失ったとしても、日本語は忘れません。
逆に外国語を話す事に誰もが苦心するのは、頭で考えているからです。
体に染み込ませるという事は、悪い面もあります。トラウマやフラッシュバック等ですね。
それだけ強烈な力があります。
目指す所は何事も運動記憶。
さて、読書の話に戻します。
運動記憶にするには?
カラダを使う事です。そして反復する事です。
日本語を習得したのも、繰り返し、当たり前のように耳や口を使ったからですね。
では具体的にどうするのか?
私の場合ですが、先程のメモで書きなぐるのも効果的ですが、加えて声に出して読んだり、立ち歩きながら読んだりします。
なりふりは構いません。記憶する事が最重要事項です。
カラダをフル活用で、ある意味アスリート。
その上、実践して使って失敗でもすれば、もう絶対に体得していますね。
受験勉強でも、間違えれば間違えるほど、忘れない記憶へと昇華していくのと同じかもしれません。
脳での記憶は当てにしていません。
運動記憶を知る度に、記憶の可能性には驚かされます。
またこの一連の流れは、慣れてくると、速読と定着が同時進行というメリットをあなたにもたらします。
受験勉強の皮肉。
未来の勉強の基本形だった。
特別勉強が好きな生徒ではありませんでしたが、振り返ってみると役に立つ事が多かったと言わざるを得ませんね。
今になって気付くのは人間の悲しいサガでしょうか。
※参考文献:「采配」落合博満
自分の中でこのようにやり方を試行錯誤して進化させていく事で、簡単なものだと一日で読み切ってしまう事もあります。
勿論もっともっと増やしたいですけどね。あくまで読む事そのものメインではなく、吸収する為です。
ここまでやると記憶しているものです。
後で確認するにも便利。本というのは一度読んだだけではまだまだなように感じます。
また、読んだはいいけど、どこだったかとなると後で自分が困る事にもなりそうです。
如何にして定着させていくかの訓練はいつまでも続きます。
ここでまとめますと、
- イメージで捉えてシュミレーション。
- わからない所を発見。
- 今の自分にリアリティーの無い物は飛ばす。
- 書く事でカラダを使って運動記憶にする。
- 実践で振り返って、定着。
そして、受験生の初々しい気分がポイント。
あくまで私の速読のやり方です。ご参考になれば幸いです。
最後に余談ですが、
やはりデキた経営者の方達や、収入の高い方達の読書量は圧倒的に多いです。私は学ばせてもらっています。
※その事をテーマにした記事もこちらで書いています。
読書を勤しむ時間をもっと持ちたいと欲張ってしまいたくなります。
共に奮闘していきましょう。
実は次の記事に続きがあります。
本へのトキメキをテーマに。
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「ビジネス書の速読とコツは自己流だけど、意外と受験勉強が役立ってしまったよ。」への5件のフィードバック
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