ここまでお読み下さり有難うございます。
前編からの続きです。
2分でわかるガチな概要は前編で。
総合評価★★★(3.1)
(理由は前編の概要にて記述)
無理して買う必要は無い。
興味を持っているかもしれないあなたに、
その一言を前編でお伝えしました。
ただ、誤解を避ける為と著者の名誉の為にお伝えしますが、
インターネットビジネスと銘打っているものの、それだけにとどまらないビジネス全般の基本原理が書かれています。
起業の際の見落としがちな考え方やマーケティング、更にはシステムの考察や人材登用。
それらは無駄を削ぎ落とし、効率を徹底して考えるようなビジネスの超原理主義的な趣さえあります。
箇所によっては難解。初心者向けではないです。
では何故、「無理して買う必要は無い」のか?
前編ではその理由や「戦略的起業家」と「チャンス追求型起業家」の違いに焦点を当ててレビューしました。
もしあなたが本気で知りたいという場合、ここからお読みでしたら、
まずはより良い伝達の為に前編の概要を読む事をオススメします。
というか、いきなり後編を読んでもあなたのお役に立てないのです。
ビジネスの超原理主義。
リッチ・シェフレン氏の物言いは優しいですが、原理・核心を突くその様はダン・S・ケネディ氏と同じかもしれません。
だから、「真のビジネスの作り方」の表現そのものには嘘は無いので、部分的には一定の評価はしたいと思います。
「インターネットビジネス」というタイトルは誤解を招きますね。
実際、インターネットビジネスに関しての内容は20%ほどで、あなたがそれについて何か情報・技術を得たいというのでしたら期待はしない方が良いです。
私のコーチングプログラムの中では、非常にたくさんの異なる思考方法、戦略、戦術等を紹介しています。(p91)
Contents
成功をシンプルに考えていますか?
上の図は、ウェビナーにも本書にも出てくる有名な図です。
ここで言うまでもないかとは思いますが、
この図の言わんとしている事は、
一人で全部やるな
という警告です。
その言葉を始めとして、中盤以降はだんだんと戦略的起業家になる為の啓発書のような雰囲気を呈してきます。
読者の心への訴えのよう。
ただ、大切な事は書いてありますが、
「インターネットビジネスマニフェスト」というタイトルから少し話がずれていくような気持ちも否めません。
あなたは自分の強みを知っているか?(p103)
強みを見つけなさい。
それをお金に換えなさい。
あなたの勝てる土俵で。
強みを使ってあなたのビジネスを差別化。
そこをキチンと考える事は戦略的に考えられるようになる。
まず最初にあなたの強みを、人々がほしがるものと結び付けなければなりません。(p107)
このように啓発的な部分が多くなっていきます。
確かにその通りで、脳内をシンプルに溶かしてく気持ちにはなります。
あれっ?
この本を買おうとした理由にこんなのあったかな?
インターネットビジネスを知りたいのではなかったのか?
という疑問が沸き起こります。
リッチ・シェフレン氏のビジネス論そのものも悪くは無いのですが、啓発的な内容を求めるのでしたら、この本よりもこちらの方が良書だと思っています。
ビクトリーBOOK 基礎編 内面から成功する方法
隠れたベストセラーとして、個人的には何度も読み返す事にしています。
かのダン・S・ケネディ氏等もコーチングを受けているという、リー・ミルティア氏の著作。オススメです。
最後の最後で本格的にマーケティングとインターネットの話。
あなたは如何でしょうか?
このタイトルを読んで、インターネットビジネスの具体的な事を知りたくて購入する。
そんな方が多いと思います。
インターネットビジネスという事だけに焦点を置くと、最後部だけでも良かったかなという気がしています。
沢山の科学的法則やデータも出て来ますが、部分的に使える事があるかなという程度です。
高度な理論と共に、一般の世界ではなかなかリアリティーに欠けてしまう感情を覚えました。
私たちが知らないような、ビジネスの世界の超現実を知るには良いかも知れません。
リッチ・シェフレン氏と「秘・資産形成術」の著者マイケル・マスターソン氏との交流なども垣間見れます。
一方で、あなたの日常で役立ちそうな情報はこちら。
購入するまでもないという代わりに、YouTubeやメルマガ、あるいはこちらのブログが役に立ちます。
こちらをオススメしたいです。
「ストラテジック・プロフィッツ」という彼のブログ(日本語版)です。
普通のブログ。
http://www.strategicprofits.jp/blog/
私の所には更新される度にメールが届きます。
これだけはチェックしてますね。
タイトルが上手いので思わず熟読。
ここでちょっと立ち読み。
値段比較をしてみた。
- ダイレクト出版では無料です。購入後に月刊誌やメルマガ等の特典が付きます。
無料の場合は送料のみの負担です。
無料だといろいろ詮索してしまうかとも思いますが、
何らかのオファーが付くだけで断ればイイだけですし、私の所にはこれまでのところ何の害もありません。
ダイレクト出版公式HPへ(直接)へ - アマゾン(Amazon)新品・中古品ともにありますが、
ダイレクト出版で無料で入手できるので果たして意味があるのかというところです。
アマゾンのサイト(検索済)へ - 楽天ではその他の出店店舗でDVD付のものが中古で一つ見つかりましたが、このDVD付のものは必要ないです。
まとめ。
この書籍は無料ですが、無理して買う事はない。
ただ、リッチ氏のビジネス論自体が悪い訳ではない。
現状の一般のニーズに合致しにくい。
そのスタンスは変わらないままでいます。
前編でお伝えしましたが、
内容そのものはYoutubeの彼のページで見る事が出来ます
(気になる方は文末に)。
ほぼ同じ内容。
一方、本書は完全版と銘打っているから、ベストアルバムの如くそれらを一つにまとめたものでしたね。
一つに無理にまとめようとしたものだから、
話がインターネットビジネスなのか、スタートアップについてなのか、心掛けなのか。
逆にまとまりを欠いてしまった感もしました。
私はせっかく持っているから、
動画を二次的なものとして、彼のメルマガ同様、確認や強化の為に使うようにしています。
では、あなたは?
動画で十分だと思います。
アマゾン等を見ても彼の著作物は沢山あります。
リサーチの結果、要らないでしょう。
何故ならば、
これら動画や本書が彼の言う基本原理の網羅であるし、その原理にブレが無い分全部同じです。
DVDとかいろいろありますけども、これが総決算だと思います。
ただ一応注意して下さい。
万一購入の際は、元々が無料なので返品がききません。
あくまで念の為その情報はお伝えしておきます。
ダイレクト出版
最後に:
いろんな意味で勿体無さを感じる書籍です。
役立ててほしいレビューをと考えると、薦める訳にはいかないものでした。
だからと言ってリッチ・シェフレン氏のビジネス論がおかしい訳ではないジレンマがちらちらと。
葛藤です。
薦められない=悪書という訳でもないのだなと個人的に学びました。
逆に情報をまとめる事は難しいのだなと、別の教訓も。
これからもコストに見合った良書に巡り会う為の旅を続けていきます。
ビジネス、超原理主義。
「インターネットビジネスマニフェスト完全版」を見たい
リッチ・シェフレン氏のYouTube動画を試しに見たい
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