ブランド・ブランディング戦略とはの考察。「利益を生み出す熱狂ブランドの作り方」の後日談。



あなたはブランドとは何だと思いますか?

世間や身の回りにあるものを、ちょっと思い浮かべてみて下さい。
どんなものでも構いません。
沢山出て来ますか?

私はデザイン業という形でブランドやブランディングというものに触れる仕事をしてきましたが、今でも、年々それらに対する考えは進化していきます。

ところで話を戻しますが、
あなたが先程思い浮かべたもの。
それらを買う理由や思い浮かべた理由は何かありますか?

私も最初、単純にそこを考える事から始めました。

何故金銭を払い続けるのだろう。
何故ブランドと見なしているのだろう。

そこには私達が無意識下で結論を出している事実があります。

今回はこの書籍を読んでレビューした後日談です。



ここでは伝え切れない惜しさもあり、改めて勉強してみようかと思います。
お役に立てましたら幸いです。

上記の書籍では様々な定義がされています。
主観ではどれも核心を突いたり、理に叶ったりしているので気に入っていると伝えさせて下さい。

レビューの中でも、名前そのものや形がブランドなのではないという表現を使いました。
そうは言うものの、そこだけに囚われていた時代が私にはありました。
特にデザインというものに従事していると、その傾向は顕著ですね。

実際に行っていく中で、それだけでは上手くいかず、悟った事や出した結論がいくつかあり、強固なものとなっていきました。

まず一番の要は、

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ブランドは約束と信頼。


あなたが何らかの理念を約束して、それを果たす。
そこに信頼をする人が支持する。

根底の根底では、この循環だと悟らされています。
また、理念と言うと小難しく聞こえてしまうかもしれませんが、簡単で良いのです。
例えば、自分は何が出来るか。してあげられるか。何をするか。

必ずと言っていいほど、提供する側にはそれがあり、私達はそこに(良い悪いは別にして)何らかの期待を込めてしまう生き物です。

ここで、

あなたには行きつけの店はありますか?


一番わかりやすい例かと思います。

洋服屋でも飲み屋でもいいですね。
何故行くのか?

値段が手頃だから。接客が良いから。ご主人と友達だから。
多くの理由があると思います。そこが相手がする約束。

そこにあなたは期待を寄せ、応えてくれているから信頼をします。

その相手はその理念でブランディングをされている訳ですね。確立されているとも言えます。
これがもし裏切られた場合を考えてみて下さい。

値段を上げられた。悪い接客をされた。ご主人に嫌な事をされた。


参考文献:「利益を生み出す熱狂ブランドの作り方」

あなたが信頼する事は無いでしょう。
約束と信頼が崩壊するから、ブランドとしてみなす事も無ければ、金銭を払う事もありませんね。

では、デザインは?


デザインが好きだからというのも同じサイクルの中にいるのではないかと考えさせられてきました。

「あそこのブランドのデザインはいいよね」

そんな会話をした事があるでしょうか。
何らかの理念によって生み出されるデザインが約束。良いと皆が期待してくれている。
ファンはそこに信頼をしている。
好みの問題もありますが、その好みという概念は、そもそも信頼していないし、期待していないという事。

サイクルが途切れる事になります。
そこを解決するには、ターゲティングやまた別の問題にもなるので、ここでは割愛させて下さい。

いずれにしても、理念から生まれる約束と信頼が、規模の大小を問わず収益を生みます。
それを確立するのがブランディング。

だから、

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ブランドは守るべき資産と尊厳になっていく。


そのサイクルは収益を生む立派な資産であり資本。

大事なものだから、
必死に守る。その守る行為に多大な投資をします。時間も金銭も。
また、侵す事も邪魔する事も出来ない尊さにも変わります。
ここでも例を挙げてみますね。



プロ野球選手やモデルを想像して下さい。


プロ野球選手は体を壊してはいけません。
モデルは(一般的には)太ってはいけません。

それはサイクルと資産の終わりを意味します。
信頼に応えられないので、ブランドの終わりすら意味します。確立されているものが終わってしまった。

だからこそ、約束を果たしてブランドを守る為に、
プレッシャーもありながら神経も使いながら、それらを守ります。
面倒な事もあるでしょう。
でもそれが信頼を生み収益になる流れです。

企業に当てはめてみても同じ原理ですね。

先の書籍でも「ブランドは人格」というものも共感出来ます。
更には人間形成もビジネス。
こちらの記事でも触れています。


だからこぞってそのブランド価値を守る。それが全ての始まりだと考えるようになりました。


参考文献:「利益を生み出す熱狂ブランドの作り方」

ブランドは資産と尊厳という新しい定義が生まれます。
そして、可能性のある価値を含んでいる。

更にそのサイクルは企業に限りません。
先の例と同じように、

一個人も適用可能になっていく。


昨今はパーソナルブランディングという言葉も存在するようになりました。
あなたも聞いた事はありますか?

一個人をブランドとして捉える考え方ですね。
私は自身で事業をしている事もあり、この事についてはよく考えます。

ただこの考え方は、何も特別な事は無く、これまでの事をそっくりそのままあなたや私に当てはめれば良いだけです。
一人間として、何が出来るか。してあげられるか。そして何をするか。

あなたも一つのブランドです。
特別な人にだけ与えられるものではなく、あなたが役立てられるものは全てブランド価値を有します。

パーソナルブランディングでオススメの本。




「パーソナル・マーケティング」


この本は、マーケティングとブランディングの言葉の違いこそありますが、そのどちらにも適用可能な書籍です。
一個人をブランド化する為の基本的な内容でオススメしています。

会社の肩書等に囚われず、あなた自身を名刺にする方法です。そしてどのように活かしていくのか。
自身を見つめ直すという自己啓発的な内容もあるでしょう。

もしあなたが、自己確立する為の手立てが知りたい時に、いつまでも読める基礎編として手に取ってみては如何でしょうか。



個人であれ組織であれ、自問自答が続きます。
最後にブランドとして大切なのは、これかなと日々悟らされています。


伝えられる答えを用意し続ける。


何故、このお店開いたの?
何故、その活動するの?
何故、そこに入ったの?

常に何故が付きまとい、論理的に自他共に理由付けが待っています。
聞かれた時に、用意出来る答え。意味。何を言われても守り続けて、言い張れる理由。


心に問い掛けてみて下さい。私はいつも問い掛けています。あえて悪魔になり。

「何でおまえのとこのもの買わなきゃいけないの?」

「何でおまえと仕事しなきゃいけないの?」


参考文献:「ダン・S・ケネディの世界一ずる賢いフェイスブック集客術」

そしてまた相手からの、

「あそこのブランドだから買おう」

「あの人の言っている事だから信用しよう」
「あの人に聞いてみよう」
「あのブランドだったら、高くても良いもの出すよね」
「あそこの旅館の接客は、また受けたくなるよね」

内省的な一面もありながら、他人から間接的に教えられる事が多いと感じる事も経験します。
それらも全てブランドの概念です。確立される理由。

何の変哲もない他人や顧客様の一言がヒントになったり。感謝も芽生えますね。
先程紹介した書籍の中でも、友人・知人に聞いてみる事を推奨しています。

何を理念として、約束して、表現するのか。


それがブランドの始まりと基本概念です。

そして信頼を得てブランディングされていく。
少なくとも自身の経験ではそんな事を気付かされていきました。

そう思うと、うわべの形がブランドではなく、月並みな言葉ですが、中身の問題なのだと思い知らされていきます。
その中身を広く知ってもらいブランディングする為に必要な事として、コンテンツマーケティングへと派生していきます。

ブランドは深い。

でも考え、見つめ続ける事が強力でブレないものを生み出します。
重要なテーマだとお伝えさせて下さい。


ロゴや名前をつけたからブランドになるのではない。


今回参考にした書籍:
「利益を生み出す熱狂ブランドの作り方」を見たい

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